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つれづれと

雑食おたくが綴る感想やら独り言やら写真やら。

ジャニーズだけにはハマらないと宣言していたオタクがうっかり関ジャニ∞に出会った話-茶の間編

●まえがき

 

思えば、推しの多い人生を送ってきました。

振り返ればなぜか新撰組に恋をした小学校時代から話は始まり、新撰組がすきならこれ読みなよ!と渡されたPEACEMAKAERなる作品で漫画にはまり、そのままアニメの流れで声優さんを知り、他作品で鈴村健一さんと出会い、櫻井孝宏氏ガチ恋をこじらせこじらせ、以下割愛。

とりあえず自戒のためにも今まで通ってきたジャンルでの推しを並べてみましょう。

漫画やアニメのキャラクター(数知れず)、声優さん(主に上記の通り。女性声優さんも多く)、俳優さん(舞台俳優さんが多いです)、ダンスボーカルグループ(おでこのひと)、舞浜のパフォーマーさん(年パスカメラととんでもなく金がかかる推し)、お笑い芸人さん(M1全盛期にいちばんこじらせマンしてた)、スポーツ選手(主にプロ野球選手)、バンドマン(楽器できる人っていいよね~)、歴史上の人物(藤堂平助さんを巡る京都旅が趣味です)、執事喫茶のフットマン(お酒飲めないのにお酒作ってもらうのたのしい)、オーケストラの指揮者さん(追っかけるためにシンガポールまで行くか真剣に悩んでやめた)、結婚式の司会(推しに会うためは結婚をしなければいけない)、バーテンダー(店に行くとワイン奢ってくれたからお得だった)、ピエロ(ピエロ)、IT企業の社長(IT企業の社長)、などなどなどなど。

ええ。思えば、推しの多い人生を送ってきました。節操ねえな。

そしてわたしのこの推し遍歴を知る人々は口をそろえて言ったものです。

 

「あとはジャニーズにハマればコンプリートだね」

 

いやもちろんジャニーズさんだけがこの世のなかで残りの唯一のジャンルなんてそんな短絡的な話ではないですけれどもでも言いたいことはわかるめっちゃわかる。これだけジャンルを渡り歩いてきた人間だからジャニーズさんだって通っていてしかるべきって思う周囲のみなさんのきもちはめっちゃわかる、わたしもわかる。 でもわたしはこれだけ推しを作り数多くのジャンルを渡り歩きながらジャニーズというコンテンツだけにはこれまでハマらなかった。っていうか、ハマるまいと無意識に意地を張っていたのかもしれないなと思います。小学校中学校の頃からジャニーズのアイドルって友人の間の話題で、ちょうどそのころ藤堂平助さんに落ちた時期のわたしは、なんていうか「みんなの好きなものに合わせて好きを選ぶのはカッコ悪い…」って思ってたのかもなあって、あれから何年も経ったいまならなんとなくわかるきがします。ませたガキです。で、そのカッコ悪いをなんとな~く引きずったまま、成人してしまったのでは。という考察。ただ好きが発動するってタイミングだなあ~~~というのはどんなものでも噛みしめてるので、タイミングがなかったんだろなっていうのもあるけどね。 とにもかくにも「あとはジャニーズだけだね」と言われる度にわたしは、いやいやいや!!!と全力で首を振ってこう回答していた。

 

「ジャニーズだけは!!!ジャニーズだけはハマらないよ!!!なにがあってもハマらないよ!!!」

 

これはそんなオタクが見事にジャニーズ事務所に所属するアイドルに転落していくお話です。

 

●羊のスタンプを集める(困惑)

 

あれは、2015年の6月ごろだったと思います。土曜の昼下り、ひとりの家でぼんやりとテレビを見ながらたしかわたしはチーズ鱈を食べていました。チーズが好きで鱈が好きだからチーズ鱈とか最高すぎてずっと愛している。常に愛している。そのチーズ鱈をむしゃむしゃ食べながら、ぼんやりとテレビを見ていて。我が家では常にテレビがついているし、わたしも音がないと嫌なので常になにかしらの番組を流しているし、なのでその日も当然のようにテレビをつけていたとおもいます。ただ土日というのはとにかく平日に録画しているものを一気に消化するデーであるので、テレビ番組はあんまし見ない。だけど、なんかの拍子で、たぶん録画と録画の合間で、ふとその時間にやっている番組が流れた瞬間に、わたしは手を止めました。

 

なんか男の人たちが羊を追い回している………。

 

な、なんだ?なんだこれは?と思って、次の瞬間、あっここマザー牧場だわ、とまずそっちに意識がいった。千葉県民なので千葉県のレジャー施設で行われるロケに過敏。で、マザー牧場だ、知ってる知ってる~!と思ったのちに、やっぱり、「なんだこれは!?!?」ってなった。

 

もう一度言うけど、男の人たちがジャージ姿で、牧場の羊を追い回している………。

 

意味が分からんけどなんか若手のお笑い芸人さんたちなのかな~?土曜の昼間にこんな体当たりロケする番組やってたんだ~(笑)って思いながらふと番組名を見ました。

 

関ジャニ∞って書いてある………。

 

ん?ってなった。前書きのとおりジャニーズは通らない!ジャニーズだけは!ジャニーズだけはハマらない!と宣言していたわたしでも、紅白に出てる規模の人たちのグループ名くらいは知っている。関ジャニ∞ってあれだわ、あの、関西人が集まってるジャニーズのグループだわ。知ってる。ヒルナンデス見てるもん、知ってる。わ!ほんとだ!横山さんいる!ヒルナンデスで見たことある!村上さんもいる!ヒルナンデスで見たことある!!!ヒルナンデスの知識しかねえ!!!!えっ、横山さんと村上さんがいるってことはこれはほんとうに関ジャニ∞なのか…あっ錦戸さんも知ってるドラマで見たことある…顔面が綺麗…。いちにいさんしごろくなな。7人のジャージ姿の男たちをわたしはまじまじと見つめました。ジャニーズなのにジャージとか着るんだ…いや着るでしょ…着るのか…?ジャニーズ=白いロングのジャケットしか着ないイメージ(偏見)を強く持っていたマンとしてはこの姿はメチャメチャ衝撃だった。でも関ジャニ∞って番組名に入ってんだしこの人たちジャニーズなんだもんな。たしかにみんなシュッとしてかっこいいわ。ジャージ姿で牧場を走り回ってるけどかっこよさは感じるわ。 そう、何度も言うけど、関ジャニ∞さん(と思われる人たち)がジャージ姿で羊を追いかけまわしているんですね。

ここでわたしは考えた。録画している番組たちは後ででも見られる。でもこの異常な光景はきっといましか見られない。わけがわからないけれどここでチャンネル変えちゃったらなにがなんだかわからないままだ。とりあえずなぜ羊を追っているのかわかるまで続きを見よう。 そうして見始めたのが関ジャニ∞クロニクル」という番組でした。 数分間番組を見ているうちに、だんだんと意図がつかめてきました。理由はよくわからないけれど彼らは動物のスタンプを集めているということ、いまのターゲットは羊であること、羊以外の動物のスタンプも集めるつもりだということ。…意図はつかめてきたけれど、なぜこんなことをしているのかはわからん。けれども、まったくわからないながらも、彼らが全力で羊を追い回し、必死にそのスタンプを収集しようという意欲は画面を通してでもすごい伝わってきました。なんでこんな必死なんだ、というそのきもちがまたおもしろさになって、彼らのことをなんら知らない(横山さん、村上さん、錦戸さんのお名前しか知らない状態)のに、なぜかおもしろい。意味がわからないけれどおもしろい。意味が分からないからおもしろい。数分しか見ていなかったけれど、全力ダッシュで羊を追いかける人、それを周囲でやいのやいのと野次を飛ばしながら見る人、ゲラゲラ笑う人と、ちょっと俯瞰で見てるような人。いろんなタイプがいるなあと思った。すごい、これは、おもしろい。無意識なのか意識的なのか、7人の役割分担がすっごいしっかりしている。すごい。 って、思っているうちにあっというまにそのコーナーは終了。スタジオ収録ぽい別コーナーがスタート。でも動物のスタンプ集まり切ってないんすよね。だから、次回に続く!ってなった。マジか!?続くのかあれ!?

 

そしてわたしは次回の録画予約をしたのでした。

なんでそうしたのかいまでもよくわかんないんだけど、予約してしまった。全員分の名前もわからぬまま、結局どういった趣旨の番組かもわからないまま、録画予約をしました。たぶんおそらく生まれて初めてジャニーズ事務所に所属しているアイドルたちが見たくて録画を…いやわからん、普通に動物が見たくてだったかもしれないし、千葉県民おなじみマザー牧場がロケ地だったからかもしれないし、まあそんな深くは考えずに、録画予約をして、そして後編を見ることにした。

翌週だか翌翌週に放送された動物の足跡集めスタンプ後編は、変わらず真っ青なジャージで7人が並んでいて、そこで今度は前回よりもちょっとハードルの高い動物に挑みます、ということで、なんか最終的に牛?みたいなでかい動物の足跡スタンプをとるぞ!みたいな話になってて、そこで何分も何分も半泣きで格闘している人がいて、その人が丸山さんってお名前の人だということも覚えました。そして、丸山さんのがんばりを秒で奪っていく横山さん。ヒルナンデスの人。知ってる。超カッコよかった。カッコよかった。そうして動物の足跡スタンプ集めは二週に渡って放送され、わたしは無事に関ジャニ∞なる人たちの雄姿を見届けることができたのでした。よかった。

で、これで終わり~と思ったら、たしかその週の終わりに「絶対に失敗しない男」が放送されたんですよね。これはどういう企画か言うと、丸山隆平さんという人が絶対に失敗をしないっていう企画で…ええと説明がむつかしい、例えば帽子を投げて狙ったところに着地させるとか、コップの中で角砂糖を縦に積み上げるとか、そういう、なんかできたらかっこいいってことに続けていくつかチャレンジして、それを一発撮りの長回しで撮影して全部成功させられるか?というか、成功するまで撮影が終わらない、という企画で、それがたしか動物スタンプラリーと同じ日に放送されたんですね。それを見てわたしはびっくりした。ハチャメチャびっくりした。さっき、牛がこわくて半分泣きべそかきながら青いジャージで泥まみれになってた丸山さんなる方(名前覚えたて)が、びしっとスーツで決めてかっこいいことを次々に繰り出してはウインクを決めていくんすよね。めっちゃびっくりした。ほんとめっちゃ、めちゃびっくりした。ギャップだわ!ずるいわ!これは番組、ずるいな!ってびっくりしたのをよく覚えている。まあこのあと丸山隆平さんは自担(この表現いまだに照れるんですがこうやって言うのが正解なんですよね)になるんですがそれは別のお話。

 

というわけでほんとのほんとに完結した動物スタンプラリーを見届けたので、これでもうこの番組には用はないぜ…と思っていたところで次週の予告が。

 

「次回はいきなりドッジです!」

「なんぞそれ。予約」

 

ほんと、好きになるときのタイミングってあるよな~~~~。

 

ドッジボールの魔力

ここまでのあらすじ:動物のスタンプ集める番組見てたら来週はドッジボールやるよって言われたから見ることにした。

 

いきなりドッジのルールを説明しよう!!!リビングに集まる関ジャニ∞7人!!!7人でのんびりリビングで過ごしていると頭上からボールが降ってくる!!!それがドッジボール開始の合図!!!誰かにボールを当てよう!!!3回当てられたらアウト!!!それがいきなりドッジ!!!!!!!みたいな説明を、その週の放送始まってすぐにされて、まずわたしが思ったのは「めっちゃおもしろそうだ」という単純なきもちだった。これたぶん、企画としておもしろいやつだ、すごい…と感動しているうちにドッジボールが始まる。頭上から降ってくるボールに群がり、時に取っ組み合い、時に隙を狙ってボールを奪い、時に喧嘩をして、顔面にボールをぶつけられ、姑息だ!姑息って言うなや!!!とキレ、カメラに映らないところに逃げ込み…いやもう、すっさまじかった。関ジャニ∞クロニクルって30分番組なのですが、あっという間すぎる30分で、いや…すご…すごい…すごい企画だ…と思った…すごい。 字面にすればほんとにただただ室内でドッジボールしてるだけなんですけど、それを面白く見せている番組がすごくて、まずこの企画を「スポーツ」ではなく「心理戦」に位置付けているところがお上手で、「ボールを持ったときにどういう行動をするのか?」「ボールを当てられそうなときどういう行動をするのか?」という「観察」に重きを置いてるのがほんとにいいな~って思ったところで、なにかおもしろいこととか注目ポイントがあるとテロップで「性格ポイント」っていう注釈が入って、「このひとはこういう一面もあるんですね~」って説明してくれるのが、メッチャ楽しくて、ほんとこれを見た段階では数名のお名前を知っている程度のわたしが、急にドッジボール見せられてあんなにも「おもしれえ~!!!!!」って思ったのは、この企画の位置づけのおもしろさにあったと思っている。むしろひとりひとりのことを全く知らないからこそそれぞれの人物のキャラクターを把握するにはすごいありがたくて、わかりやすくて、わたしはこの放送の一発で全員の名前を無事に覚えることが出来た。すごい。そしてもう一点すごいと思ったのは、7人の「個性」を知るのはもちろん「関係性」がわかるのもすっごいな~という点。言うて関係性オタクなのでそういうところすごい気になってしまうんですが、この企画だとそれも如実に(キャラ化している面もあるなあって思ったのは後の話なのでそれはまた後述しますが)現れていて、たとえばこの人はこの人のことをこう呼んでいるんだなあとか、この人はこの人相手だとちょっと強く出るんだなあとか(笑)、そういうのを包み隠さずどころか「これが俺らの魅力だ!見るがよい!」と提示してきているところがほんとにありがたくて、すごいとおもった。すごいしか言えないけど、ほんとこの企画は各方面にいろんなカバーを見せてくれるからすごいと思ってる。初めて見たときも「すごい」って思ったもん。 ほんとにただドッジボールをしているだけに見せかけて、いろ~んなことに気を回しているのがすごいなあって気づくのはもっと後なんだけれど、テレビを見ていて直感で「すごい企画!おもしろい企画!!!」って思ったのは久々で、なんかすっごく感激してしまったし、これ自分のすきなグループがやってたらうれしいしたのしいだろうな~ってしみじみした。まあその後お前のすきなグループっていうのがこのグループになるんだけどな。なんだろう、とにもかくにも画面から伝わってくるハッピーなきもちとか、わけわかんないけどガンガンくる感じとかが、ほんとにたのしそうで、というか見てて心地よい楽しさで、それは動物スタンプラリーのときにも感じたから、あ~こういうたのしいを追求する番組なのかなあ、いいな~、そしてこういうたのしい番組が似合うグループというのも、いいな~と思ったのをすごい覚えています。

結果このいきなりドッジという企画は関ジャニ∞クロニクルの名物コーナーというか、看板コーナーというか、そういったものになっていき、ゲストさんが来るようになったりとか、お正月のスペシャルで放送されたりとか、そうやってどんどん進化していった感があるんですが、それすごいわかるもん。7人の個性と、関係性と、なんかわからんけどグループの持ってるハッピーな感じがガンガン伝わってくるもん。まったくグループのこと知らないわたしがそう感じたからたぶん全国の人にも通用すると思うよ、すごいもん。

 

こうしてわたしはいきなりドッジで7人の名前を覚えました。年長なのにいじられる横山さん、拗ねて浴槽に引きこもる渋谷さん、まとめ役かと思いきやお茶目なところがある村上さん、ボールを横取りするのがお上手な丸山さん、姑息と言われてキレる錦戸さん、言動がぶっ飛んでいる安田さん、目が据わっている大倉さん…30分見ただけで、彼らの名前と、ここまでのキャラクターを把握できるって、すごくない…?すごい。改めて、メチャメチャにすごいコーナーだと思う。いきなりドッジ。 そしてこの翌週がなんとまあ「クイズお一人様に聞きました」だったんですけど、ほらもう丸山隆平さんのこと好きになることこのときから仕組まれてたじゃん!!!!!!!って今となっては思うんだけれど、当時はそんなことはつゆ知らず、ま、とりあえず来週別の企画らしいし見てみるか~って録画予約したわけでした。いやあもう…丸山隆平さんのこと無意識に好きじゃん…。自担…照れる響き…。

 

●年代記と過ごした日々

関ジャニ∞クロニクルの何がすきって、この番組に出ている7人が徹底的に口が悪いところ。お昼の番組でメンバーに向かって「きっしょ!!!!」って叫ぶ番組なかなかないと思うんですよね。自然体、という表現を使うのは簡単だけれど、上手く作られた自然体というか…テレビである以上100パー自然体なのは無理だと思うんだけど…でも自然体に見える自然体だなあと感じるのは、この口の悪さにあるなあと思ったりします。ほんとびっくりするくらい口が悪いし言葉がきついし見ていていっそ清々しい。気を遣ってないように見えるかんじ。あとそれに付随して、言葉の使い方がとてもうまい。特にイケメンカメラ目線スポーツというコーナーでの皆様のとっさの例えとか、そういうのがめちゃめちゃ巧い。巧いけど口は汚い。そこがいい。わたしはそこがすごいすき。そういうのが許されているような雰囲気がとても見ててすき。

あとすごいなあって思うのが、7人の魅せ方を徹底的に追求しているところ。いろんな雑誌のインタビューとかで「クロニクルのスタッフさんは僕らのことをちゃんと見てくれてて~」みたいなことをメンバーが話しているのをたまに読むんですが、まさにそれな、って思うのが、7人ひとりひとりをおそらくメッチャ研究して、このひとはこう見られがちだから逆のイメージのつくことをやらしてみましょう、とか、このひとはこういうところがおもしろいからそれを極端に披露できるコーナーを作ってみましょう、みたいな、意図をすっごい感じる。すっごい、感じる。そしてその意図が、個人的には全然苦ではない(これが公式と解釈違いな場合めっちゃしんどいんだろうなあと思うんですがいまのところそういうのはないのとそういう人に出会ったことがないので今のところは大丈夫)。誇張されたキャラクターというのは、キャッチーで覚えやすくて、まったく関ジャニ∞を知らないわたしにとっては、とてもありがたい方針だった。番組をながら見している母親でさえ、安田くんを別の番組で見たときに「あ、すぐ泣ける人だ」ととっさに言っていた。名前も覚えてないのに、安田くん=即泣きトライアルのイメージがちゃんと定着している。やっぱこういう誇張は、時にとても効果的だなあと身近な人を見て思ったわけでした。ちなみに母は錦戸さんがすきらしい。

そしてこの関ジャニ∞クロニクルという番組、もちろんおもしろくて7人が最高で最高なのはもちろんもちろんなんですが、個人的にすごいなあって感じるのが「軸とパッケージの確立」だと思っています。これはわたしが昔ちらっと聞いた話なんですが、アイデアを作るときに必要なのは「軸」と「パッケージ」である、という説。「軸」というのはなにかというと「客にこれを伝えたい、こういうものを作りたい」という「本筋」で、「パッケージ」というのは、ストレートに「軸」を伝えてしまっては面白みがないので、それをうまく隠して「商品」として成立させる技術。クロニクルは、このやりようが、うまい、うますぎる、と、個人的に感動、している。たとえば上記でも触れた人気コーナー「いきなりドッジ」は、おそらく「関ジャニ∞のなるべく素顔みたいな面を見せたい。見たことないような性格を見せたい」というのが「軸」になっていると思うんですよね。でも、それを見せるためにたとえばただアンケートとったりとか、プライベートな場面でカメラを回していてもそれではテレビ番組にならない。そこで出てくるのが「ドッジボール」という「パッケージ」。ドッジという要素でパッケージングすることで、アイデアが商品になる。見せるものとして成立する。そういうものが、この番組は随所随所でお上手で、そういった面を見る度にすげえな~って感じる。すげえ。横山裕が嫉妬した名場面ランキング、みたいな企画も似たような感じで、あれも言ってしまえばただの総集編。それが「軸」。けれどそこに「横山くんが嫉妬した」という「パッケージ」をひとつつけるだけで、がらりと印象が変わる。嫉妬っていうマイナスイメージの言葉を使うのもまたいい。そういう、細かな演出が、手を抜いていないんだなあってきもちになって、見ていて清々しい。いろんなひとが頭を働かせて作っている感じがする。観ていて、たのしい。めっちゃたのしい。楽しんでいいんだなっておもうことができる。嬉しい。

むつかしいことをわかったようにだらだら並べてしまったけど、つまりは関ジャニ∞クロニクルを作った人たちにいい肉をプレゼントしたいってことだよ

 

まあ、そんなこんなでわたしは、「関ジャニ∞クロニクル」という番組を毎週欠かさず見るようになりました。録画予約はもちろんのこと、土曜昼13時半に自宅にいるときはリアタイをしたり、逆に大事にとっておいて、気分が落ち込んだ日に見てみたり。暇なときにすきな企画だけ見直したり。そうしているうちに、あっという間に一年が経ちました。いちねん。一年です。考えてみても、一年間毎週見続けたバラエティ番組ってそうそうない。お笑い芸人の推しが出てる番組以外ではそんなにない。でも、「関ジャニ∞クロニクル」は推しがいないのにずっと見ていられた。見ていられるなんて表現が失礼なくらい、毎週クロニクルという番組がたのしみでたのしみでしかたなかった。そして一年経ったところでふときづいた。

 

わたし、関ジャニ∞のこと好きかもしんない…。

 

いや、だって好きじゃない人たちの番組を一年間も見られないっしょ!?好きじゃない人たちのCDを買わないっしょ!?(※前向き記者会見が大好きすぎて即前向きスクリームを買った。出会いから2か月くらいのことだ。その時点で気づけよ)好きじゃない人たちの名前全員分覚えて、毎週毎週放送を楽しみに一週間がんばろうとか、思わないっしょ!?いや~~~~~~~すきじゃん!!!わたし、関ジャニ∞が、すきじゃ~~~~~~ん!!!!!!!知ってた~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!気づかないふりをしていただけ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

「クロニクル」とは「年代記」という意味。番組でもたまに触れられていますが、この番組の趣旨は関ジャニ∞の「年代記」を視聴者に見せること。いろんなことに挑戦して、いろんなものに体当たりでやってみて、そこで得られる経験とか、今までに見たことない顔なんかを発見して、成長していこう、そして年代記にしよう、というもの。わたしはこの年代記にまんまとやられたなあ~~~~~とくやしくもうれしくもあります。番組の思惑にまんまとハマってくやしい。でもこんなたのしいコンテンツに出会えてうれしい。

 

それからもう一個気づいた大事なことがあります。それは、 わたしは「関ジャニ∞」を好きになったということ。

クソDDのオタク人生、残るジャンルはジャニーズだけだね!なんて言われ続けて早何年、それでも頑なにわたしは「ジャニーズ」にはハマらない!と宣言していた。けれど気づいたら、ほんとにきづいたらうっかり関ジャニ∞さんというグループを好きになっていたらしい。けれどそれは、彼らがジャニーズだからジャニーズじゃないからとかじゃなくて、関ジャニ∞さんだからなんだなあ~~~と、思ったりした。もちろん関ジャニ∞というグループは、ジャニーズ事務所に所属するタレントだから、事務所のことを切り離してどうこう考えることは無理かもしれないけれど、ほんとのほんとの最初に彼らをテレビでちゃんと意識して見たときは、わたしにとって彼らは「ジャニーズ事務所のアイドル」ではなくて「青いジャージを着た謎の7人組」だった。だからこそチャンネルを変える手が止まった。止めさせたのは青ジャージの7人組だ。それが関ジャニ∞だったというだけで、それがジャニーズに所属していたというだけだ。という、またなんかむつかしい話になってきたんだけど、つまりはそういうことだ。残りだから、通らなきゃいけないジャンルだからしかたなく選んだわけでは決してなくて、関ジャニ∞さんたちが、必死に羊を追い回してくれたからこそ、出会わせてもらったということだ、と、いうことで、それはとてもしあわせなことだといま噛みしめています。ありがとうマザー牧場

 

●好きです

よくわからん話をしてしまったので好きなコーナーでも書き連ねて場をごまかそうとおもいます。

 

英会話伝言ゲーム…横山さん、錦戸さん、村上さんの3人と、英語ネイティブの3名とが交互に並び、英文を正しく伝言ゲームできるか?というちょっと高尚な企画。噂によれば中学校の英語の授業でこのコーナーを流すところもあるらしい。高尚。

ド新規はここで村上さんのかわいさと無謀さをたくさん勉強させていただきました。ほかの企画だと結構しっかりみんなを仕切ったりまとめたりしてるのが多くて他の番組で見る村上さんぽさ感じていたんだけどこのコーナーの村上さんは「ヒナちゃん」って感じ。英語が全く分からないながらも必死に解読しようという意欲がかわいさを演出しているのだからもう最強。チィーパー?中国語?がほんとにすき。対してさらりと錦戸亮さまがかっこよすぎるところとか、横山さんがなんとな~く乗り切れてしまうところとかもうまく対比されててお上手だなあと思うコーナーです。

 

成立させろ記者会見…桃太郎など、誰もが知っている童話を関ジャニ∞主演で映画化することになり、その制作発表記者会見をすることになった、という設定のコーナー。スタンバイの個室には登場人物すべての衣装が用意してあり、メンバー7人はお互い誰が何の服を着て何の役で登場するのか相談しないまま独断で役を選び衣装に着替え、せーので記者会見場に登場をし、その場で即興で記者会見を成立させる、という無茶な設定。最後にはほんとうに言ったことを実現したショートムービーを作成する本気さ。

これが意味不明におもしろい。ほんとうに打ち合わせなしでせーので着替えているぽいので、まず役が被りまくる。桃太郎のとき鬼が3人いたんだっけ?そんな感じでめちゃめちゃに被る。その上で記者に扮したマキタスポーツさんが際どい質問をたくさんしてくるので追い詰められてアワアワするメンバーがかわいいし、逆にそんな攻撃に負けじとガンガン攻め立てるメンバーもいたりして、その両極端さがまた見てて楽しい。個人的にはこのコーナーのギリギリを攻めて行くスタイルの渋谷さんが好きすぎる。

 

 ・タズラーGP…料理をしている大倉さんやBBQをしている渋谷さんに誰がいちばんおもしろいイタズラを仕掛けられるか?というだけのコーナー。

めっちゃすき。特に大倉さんの回がすき。みんなが大倉さんのことをにやにや見守っているのもたのしいし、変なドッキリとかじゃなくてもう仕掛けられることわかってるから大倉さんも「あ~~~も~~~~」って悪態つきながらちゃんと料理しているところとかめっちゃすき。なんなんだこの企画…?ってなる。錦戸さんが仕掛けたヘラが溶けていってそれを真剣な顔で舐める大倉さんのやつと、玉ねぎが喋り出したとき大倉さんが真顔で「マルやろ」って言い放ったやつさいこうにすき。

 

・クイズお一人様に聞きました丸山隆平さんMC企画。丸山さんが深夜の街に繰り出して、タイトルの通り「お一人様」な女性にインタビューをしていきながらその内容をクイズにし、スタジオにいるメンバーに回答してもらうというクイズコーナー。

やっぱりこれを語らずにはいられない。字面にするととてもシンプルなクイズコーナーなんだけれど実際見てみるとハプニング大渋滞すぎてもはやなにがなんだかわからず、最終的に丸山さんが「街」そのものにいじられるというミラクルを起こす。しかも一度ではなく何度でもそのミラクルを起こす。スタジオのみんなにいじられてもニッコニッコしてる丸山さんの姿も相まってとてもハッピーなコーナーだな~と思います。

 

前向き記者会見…前向きスクリーム発売記念コーナー。新曲のPRの記者会見をしますという設定だが、メンバーみんなの腰には強力なゴムが取り付けられ、ある程度前に進むと後ろに思いっきり引っ張られる状態で、しかし「前向き」にとにかく前に進んで曲の宣伝をしろ、という過酷なもの。

文句なしに最高におもしろかった。すさまじい勢いでギュン!!!!!!!!!!とうしろに引っ張られてすっ飛んでいく皆さんの姿が言葉などいらないと訴えていた。心配でしたがやっぱり安田さんのインパクトが強かったのをすごい覚えている。飛んだもんな。わたしはこれ見てCD買ったから少なくとも一人の人間相手には宣伝効果抜群だったよ!

 

絶対に失敗しない男すき~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

 

この記事を書くために録画してた過去の放送をずっと流してたんですがどこ切り取ってもだいたいおもしろいからすっげえな~っておもいました。女心を考えたからラブスーパーマンという派生コーナーが生まれたりとか、シンプルにかっこいいハーモニカマンとか、コントと現実の狭間に存在するすぐムキになる男とか。もちろん人気コーナーのいきなりドッジも、イケメンカメラ目線スポーツもほんっとにおもしろいし、いやほんとにおもしろいものに溢れててすき。ゲームもコントもトークもなんでもアリ、それをまとめてクロニクルって番組だよ~、でもいちばん見せたいのは「いままで見たことないような関ジャニ∞」だよ~って常に「軸」を貫いてるからなにしてもおもしろくて安心感がある。ありがたい。

 

●あとがき

わたくしは関ジャニ∞クロニクルの関係者でもフジテレビの差し金でもなんでもないんですが(笑)、でもほんと~にたまったま、たまたま土曜の昼にテレビをつけたらこんなにもすてきな世界に出会うことができて、ほんとに、ほんとうにしあわせだなと思っています。食わず嫌いだったジャンルのアイドルに、偶然出会わせてもらえた。偶然出会えたらこんなにたのしかった。ほんとうにありがたい。ありがとうございます。わたしはきょうもあの日と変わらずチーズ鱈を食べながら土曜の13時半を満喫しています。チーズがすき、鱈がすき、チーズ鱈がすきで、そしてテレビではすきな番組がやっていて、こうしてすきなものに囲まれてすきなものを満喫できるこの30分間というのは、ほんとうにしあわせな時間だなと思います。

 

そしてもちろん彼らの活動はバラエティ番組に出ることだけではなく、歌って踊ってコンサートをして…という面があることもわかっております。 そんな歌って踊ってコンサートをして…な関ジャニ∞さんに、わたしがとうとう観念して触れることになったお話は、このあといろいろ続けたかったんですが、なんかすでに文字数だいぶ埋めてしまったので、次回に続く!ということにして、今回はいったんここまでで締めようと思います。前編とでも名付けておきましょうか。マジで番組の宣伝しかしてない感ある。

 

あ~~~~すきなものたくさん語れてたのしかった!!!!!!ここまで読んでくれてありがとうです。次回もおつきあいいただけたらとってもうれしいです。