つれづれと

雑食おたくが綴る感想やら独り言やら写真やら。

【雑記】CLUBSLAZYの曲について

CLUB SLAZY The 3rd invitation ~Onyx~

14/10/8(水)~14/10/13(月・祝)/草月ホール

出演:井澤勇貴、インザーギ、加藤良輔、後藤健流、才川コージ、法月康平、藤原祐規、森崎ウィン米原幸佑(50音順)/石坂勇 ほか

 

SLAZYまであと…?え?もう?え?ということできょうはずっとずっとまとめたいとおもっていた曲についてです。SLAZYの世界を構成するたいせつな要素のひとつである楽曲たちはどれも魅力的で、そしてどこか意味ありげで、なによりただただかっこよくて引き込まれます。3でもCDの発売ありますように!

 

Theme of Slazy
作品の冒頭、そしてカーテンコールで流れるこの曲はタイトルの通りまさにSLAZYのテーマソングです。「C」「S」「L」の箱の上に乗って歌うレイジーたち。踊るニュージャックたち。実は上から見てるミスティックだとか、そのほか重要なポジションにいるキャラクターだとか。みんなが勢ぞろいしてようこそSLAZYへ!!!と出迎えてくれるこの曲がかっこよくてきらきらしててだいすきです。そして最初と最後に流れるこの曲、本編を見る前と見たあとだと受ける印象が異なっているのも不思議でたのしい。もちろん、カーテンコールも兼ねている最後のテーマ曲は若干メンバーもはっちゃけ気味だからという理由もあるのですが…!パートわけも細かくされていて、今回はだれがどこを歌うのかなあとそわそわするのもまた一興な曲です。ちなみにわたしがいちばんすきなのは1のカテコでのアクトとブルームの背中あわせの「なにも言わなくていい~」です。最高です。

CRAZY GIRL
サードスター、クールビーのソロ曲。かっこいいイントロから入るこの曲はとにかくいろいろぶっとんでいます。レイジーのソロ曲で唯一コール&レスポンスがあったり、間奏では台詞があったり。ちなみに間奏の「きみのチェリー以下略」はクールビー役米原さんが自ら考案されたとあってもうたまらないです。この曲を歌う時にクールビーさんがもふもふな黒い羽根をつけるのがすごくすきです。とにかく理屈抜きにたのしい曲です。そしてとってもクールビーぽい曲。かっこつけて、かっこよくて、ちょっとセクシーで。この曲を聴くときにこちらが気を付けるのはエビバディセイ!クールビー!と言われたら全力で「クールビー!!!」と返す、ただそれだけです。劇場のしーんとした空間で声を出すのはほんとうに勇気が要ることですが赤信号みんなで渡ればこわくない。ちゃんと米原さんご本人からも推奨されている行為なので全力で叫べればな、と思っています。

あなたは知らない
セカンドエース、ブルームのソロ曲。しっとりと入る出だしからのジャズ調のサックスの伴奏。お洒落でスマートな雰囲気がいかにもブルームめいていて(あくまでステージ上のブルーム)彼にぴったりの曲だと思っています。タイトルにもなっている「あなたは知らない」とは「あなたは愛に気づいていない」という意味なのですが、それは歌っているブルーム本人にも言えることなのでは…?などと考えながら聞いてしまいます。一方で、もう二度と僕の手を離さないでなんていう歌詞も出てきて、もちろんこれはショー用の曲なのですべてが歌っている本人に一致しているわけではなく、むしろずれているところのほうが大半だとはおもうのですが、たまに見え隠れするブルームの本音、みたいなものがこの曲に散りばめられている気がするのです。愛に気づけないセカンドエースが愛を歌う、矛盾しているようなこのバランスがたいへんすきです。ライブのあれは…うん、そういうブルームもすきだよ!!!

Garnet Star
トップエース、アクトのソロ曲。とにもかくにもかっこいい曲です。トップエースなので、バックダンサーをつとめるのは「パフォーマー全員」です。これがとにかくかっこいい。だってあのクールビーだってバックダンサーになっちゃう、あのブルームだってコーラスになっちゃう、その中心でぎらぎらと輝きながら歌い上げるアクトは、めちゃめちゃかっこいいです。前奏の金管のかんじもすきです。SLAZYの楽曲は総じて金管がかっこいい。そして歌詞は歌詞でなんだか意味深なかんじです。一度だけ、明日がくれば忘れてしまうから、なんていうのは、SLAZYのことを表しているのかな、なんて。2のキングのソロ曲でも触れますが、トップエースのソロ曲というのはどこか「SLAZYそのもの」について示唆しているような印象があります。SLAZYに来るお客さんって、朝になったらSLAZYのこと忘れてそうだなと思うし、タイトルもキーワードである「ガーネット」だし。なんとなく、トップエースはトップになったらトップ専用のお歌を支配人からプレゼントされてるイメージがあります。そしてなんといっても普段は愛がわからないと嘆いているアクトがこれをステージ上では堂々と歌ってしまう、その姿がSLAZYという作品の魅力だなあと思うのです。

忘れないで
短い短い曲です。アクトが独り言のように歌う歌は、去ってしまった大切な後輩へ捧げる歌。決してショーでは歌うことのない別れの曲は切ないです。けれども相手には「わたしのことを忘れないで」と言っているくせに「わたしはあなたのことを忘れるから」というところは自分勝手で、やっぱりトップエースは自分勝手だなあとかおもいます。つらいから忘れたい。悲しいから忘れたい。「俺には情がない」と嘆いていたアクトでしたが、この時点でだいぶ「情がある」ようにも思える気がします。曲の終わりと共に(たぶんわざと)雰囲気ぶち壊して乱入してくるディープも印象的です。

魔法のホウキ
ディープのソロ曲。なのですが、どうやらステージで歌う曲ではなく、口ずさんでいるだけの曲…?ということらしいです。タイトルのとおり、ホウキを振り回しながら歌う曲で、レイジーのソロ曲にしてはめずらしく「愛は嘘」だなんて言いきってしまうような曲で、やはりステージ向きではないです。1の物語中盤で歌っているとき、わたしはいかに終わりのタイミングで拍手をぶちこめるだろうかそればっかり考えていた記憶があります。しっとり短めでダンスも少ないので、個人的には3で拝めるらしい新曲のショー用の曲はダンスも見たいなとかおもっております。

愛は幻
元々はヤーが歌っていた曲で、それを聞いた遠藤が闇落ちしたときに自分なりにアレンジして歌っているのがこちら。巻き込まれたアクトも一緒に歌ってはいますが、エンドのソロ曲として扱われています。内容は、愛は幻なんだ、愛なんてどこにもないんだ、というもので、本来スレイジーで歌われるべきではない後ろ向きの暗い歌詞になっています。しかし、とてもとてもかっこいい曲調で、闇落ちエンドもノリノリで歌っています。ライブでは特例として歌っていたようですが3ではエンドにも新曲が用意されているようなので、レイジーとしてふさわしくないこちらの曲はお蔵入りなのでしょうか。すきだったので少し寂しいです。本当は、みんなこういう曲が歌いたいのかもね、とか考えてしまう。レイジーの心境と歌詞の内容が一致してるステージ曲ってたぶん珍しいので、またどこかで聴きたい一曲です。

Patient of Love
支配人のソロ曲。恋の病のお歌で、1ではショーでの曲として歌われていますが、2では客である「彼女」に恋をしたキングの心境を表す曲として使われています。この曲は支配人の持ち歌ということですが、支配人ジーズは以前スレイジーのセカンドエースでした。ということはセカンドエース時代からずっとこの曲を歌っているということなのでしょうか?それともレイジーのときはもっと雰囲気の違う曲を歌っていたのでしょうか。なんとなーく、この曲はいまのジーズだからしっくりきている気もするので、だとしたら別の曲があったのかなー、その曲も聴きたいなーなどと思ってしまいます。胸に矢が刺さってる、で持っているステッキを矢を放つように動かすのがとってもとってもすきなのでまたやってほしいです。

もしも…
エンドがまだ遠藤だったころから口ずさんでいた曲。もしも時を戻せるなら…という曲です。歌っているのはエンド、アクト、ブルーム。三人の掛け合いがとても美しいです。個人的に気になるのは「もしも君が望むのなら愛は待ってるから」という二番のサビを愛なんてバカらしいよ~みたいに言っていたブルームが歌っている点。そもそもこの面子にブルームがいることが不思議だなと。エンドやアクトは愛や別れについて言及しているのでとてもしっくりくるのですが、ということはブルームも語られていないだけでなにかあるのかな、とか。エンド役の井澤さんのお気に入り曲らしいのでまた歌ってほしいです。ライブではアクトの代わりにクールビーが入り、それもたいへん素敵なハーモニーになっていました。歌われているのは1のみですが、2でもインストが使われていたりとけっこうおいしいところでいい役目を果たす曲の印象があります。

 

 

Tell me,Slazy
2の記念すべき一曲目はなんとも切なげで、そして冒頭に歌うにはなんとも謎めいた曲。後半になると、あの歌はああいう場面で歌ったああいう曲だったのだな、とわかるわけですが、最初に見せられるとぽかーんとなる曲でもありました。この曲から始まる、ということもあってやはり2の印象はしっとり落ち着き気味、というイメージがあります。歌詞に出てくる、どうして歌うのか、どうしてSLAZYにいるのか、というのは2に出てきたレイジーたちみんなが抱えているきもちな気がします。

The Curtain Song
みんな大好きQちゃんのソロ曲。実は2の作中で一番初めにソロ曲を歌うのがQだったりするんですね。謎めいているQの曲は、やはり謎めいています。Qが所属しているミスティックという役職はステージに上がってショーをするわけではないので、これはステージ用の曲ではないわけで、ということはある程度の本音などもストレートにそのまま表されている曲ということで。ミスティックという役職を紹介しつつ、だけれど僕はこのSLAZYを影で動かしているんですよ~と言っているようにも聞こえるし、最後の転調からはまるでQが魔法を使ってほかのミスティックを眠らせているようにも見えます。怪しげででも明るくて、不思議な曲です。デッキブラシで踊るのもとてもすてき。さいご、「レイディーズ!」ってたのしそうに呼びかけてくるのもすごくかわいくてうっかりQちゃんに転落しかける日もありました。恐らくソロ曲史上最長なのも特徴。謎多き一曲です。

DRUG
イントロが好きすぎる、かつてのセカンドエースオッズのソロ曲。とってもとっても危ないかんじの、とっても色気のあるお歌です。ライティングの紫のようなピンクのような色合いもだいすきで、オッズのステージにぴったりだな、と思います。この曲の前に「オッズはトップになれずにセカンドになった」というやりとりがあるのですがそんなことを感じさせない堂々としたステージ。だからこそどこか切ないというのもありますが…!歌詞はなんだか危ないですね、タイトルからして危ないですね、でもその危うさがオッズの魅力なのかなともおもいます。Sの箱の上に座って、ひらりって飛び降りるところがあるんですが、そこの足の長さに毎度ヒイってなります。

The Midnight Parade
みなさまお待ちかね、7年前のSLAZYのトップエース、キングのソロ曲。初めてトップになったときからこの曲を歌っていたようで、作中では初ステージでのこの曲を見ることができます。1のアクトと同じで、トップエースなのでニュージャックもオッズもクールビーも、みんなみんなトップのうしろで歌います。とにかく豪華な一曲です。そしてランウェイも贅沢に使うのがこの曲の特徴で、ランウェイ前の席の人とかドキドキしたろうなあとおもいます。ところでこの曲もトップエース用に用意された曲、というイメージがあってSLAZYそのものを表しているのかなと思えるような歌詞がちりばめられている気がします。やっぱり、トップはトップなりの楽曲が与えられるのかな、と思うのは深読みなのでしょうか…。

Little Coolbeans
クールビーの、ステージで歌う曲とはちょっと雰囲気の違う囁くように歌うナンバー。7年前のことを思い出しながら口ずさむその曲は、どこかキングの「Tell me Slazy」とも重なります。誰のために、なんのために歌うのか、キングもオッズももういないのに、結局クールビーは7年前のことを引きずったまま、ずっとここにとどまっていたんだなあと、そんなことを思わせる一曲です。けれどクールビーには一緒に踊ってくれるグラフがいて、歌ってくれるフライがいて、それを見守ってくれるブルームがいるんだ、7年前とはもう違うんだ、ということを気づかせてくれる一曲でもある気がします。

Peaps Gospel/~reprise~
ピープスのソロ曲、そしてオッズやキングを交えて歌う、「彼女」へ捧げるゴスペル。一気に照明がぶわあっと青にひろがって、ピープスの色に、彼女の傘の色に、そしてサファイアの色にステージが染まるのが本当にきれいです。ピープスが泣きながら歌う回もあって、ほんとうにきれいにぼろぼろと涙を流すのが毎回美しかったです。7年経ったいまでもまだ忘れられなくて、探していて、「どこにいるの帰ろうよ」というフレーズが突き刺さります。そして最後はオッズが泣きながら静かに歌い始め、そこにキングが呼応し、暗かったステージに暖かい光が広がるという演出もとてもすきです。個人的には、この歌は光と色の印象がとても強い一曲。みんな結局、7年前にとらわれたままだったんだなあという曲。

AtoZ
名前の通り、AからZまでの自己紹介ソング。1では物語の中盤で、2では最後の最後に歌われています。登場人物が次々とワンフレーズずつを歌って最後にはなぜか必ずケンカになります。1ではAとCとZ、2ではKとOとZあたり、でしょうか。だいたい支配人のせい。そして最後にはクールビーが「俺がほんとのナンバーワン!!!」と割り込んできていろんなひとにどかされて…というお決まりの流れです。CDだと1と2のアレンジの違いがはっきりわかるので同時再生とかすごくたのしいです。3でもこの曲は歌われるとは思うのですが一体どんな順番になるのか、新キャラのパートはあるのか、そして喧嘩からのナンバーワン!!!の流れは誰がやるのか…なんてところが注目ポイントだと思います。

サヨナラ
サヨナラ、というこの曲がだいすきです。サヨナラがだいすきなサヨナラ厨です。この曲は、SLAZYという作品に、何度も登場します。何度も何度も登場するのに、歌われるたびに歌詞の意味が異なって聞こえる、ふしぎな曲です。最初に歌ったのは1のアクトとエンド。このときの「サヨナラ」は自分の居場所だったスレイジーというクラブと、それから大切なひとを思っていたきもち。そこに「サヨナラ」という「別れ」を告げたことでアクトとエンドはショーを潰そうだなんて発想に至ってしまう闇落ちをしていくことになります。次のサヨナラは1の終盤。アクトが置いて行ったトップエースの証ガーネットがステージ上で小さく光るところから曲が始まり、ブルーム、クールビー、ディープの3人がこの曲の1番を歌います。これは店を去るアクトへ向けてのお別れの「サヨナラ」です。そしてそのあと、アクト、エンド、支配人やニュージャックも交えて最後に歌う「サヨナラ」。アクトはお店や過去の自分へ向けて、残された従業員たちはトップエースだったアクトへ、あるいはそのほかお別れを告げたい相手(おそらくエンドだったら元カノ、支配人だったらヤー)へ向けての「サヨナラ」で、最後にブルームがガーネットを高く掲げて本編が美しく終わるのです。この一連の流れがほんとうにほんとうにすきで、1の時点で「サヨナラ」という曲はすごい曲だなあすきだなあとおもっていたのですが、2を見て、これはとんでもない歌なのかもしれないと改めて思い直しました。
2ではサヨナラが3回登場します。最初はキングのソロ曲としてのサヨナラ。これは作中でのキャラクターの心情とリンクしているわけではなく、あくまでステージ用の曲としての「サヨナラ」でした。そして2度目はクールビーのソロ曲。ステージを放り出してどこかへ行ってしまったキングとオッズのかわりにクールビーがたったひとりで歌う「サヨナラ」。とっさに言い渡された「トップの代理」として歌ったためにトップエースが歌っていたサヨナラを歌うクールビーでしたが、そのサヨナラにはただのステージでの歌という意味だけでなく、きっとどこか、あこがれていたキングやオッズへの決別の「サヨナラ」でもあったのだと、思います。そしてそして2の最後に歌われたのもこの曲。ここでこの曲の歌詞が、ああ、このシーンのために用意されたものだったのだなとわかります。もうこの世にはいないかつて愛する女性へ贈る最後のステージでのサヨナラ。お別れを言えなかった人へのサヨナラ。キングがひとりでそれを歌いだしますが、コーラスではオッズやクールビー、ブルームも後ろからそっと彼を支え、みんなでこの曲を歌い上げます。そのとき、この曲の歌詞がぴったりその空間に当てはまって、はじめて聞いたときにほんとにほんとにあー!そういう、そういうことだったのかー!と思いました。1のとき、アクトを送り出すときに歌っているくせにどうしてとてもラブソングぽいのだろう?とおもっていたら、元々はこういうふうに、愛する女性に贈られていた曲だったのだな、と。4人でのサヨナラを横でピープスが、上からそっと支配人やQが見ているのもほんとうにすきで、2のラストシーンがほんとにほんとにだいすきです。
そこで思ったのが、この「サヨナラ」という曲は代々クラブスレイジーに歌い継がれている曲で、トップエースがそれをステージで歌っていたものだったのではないかなと。1でも2でもアクトやキングとトップが歌っているし、代理トップを任されたクールビーが歌ったのもこの歌だったので。でもみんなが袖でそれを聞いているうちに、ほかの従業員も歌えるようになった、みたいな、そういう曲なのかなと。2の最後でみんなでサヨナラを歌うとき、立場的にはピープスも口ずさんでよさそうなのに彼は歌うことなく真剣に曲を聴いているだけで、それはたぶん歌えないからなんじゃないかなと思いました。ピープスはスレイジーのパフォーマーではないから、歌を知らないから歌えない。あくまでサヨナラはショーのための歌なんだなと。
サヨナラだけとっても長くなりました…ほんとに、ほんとにだいすきな曲なのです。3でもあるかな…?

 

ずっとずっとサヨナラについてまとめておきたかったので満足です!3ではどんな曲に出会えるでしょうか。3のAtoZではだれとだれが喧嘩をするでしょうか。たのしみです。そして何度も言いますがクレイジーガールのコールは全力でやらせていただきます。