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つれづれと

雑食おたくが綴る感想やら独り言やら写真やら。

【雑記】CLUB SLAZYについて その1

・CLUB SLAZY

2013年9月25日~29日/新宿フェイス

・CLUB SLAZY The 2nd invitation ~Sapphire~

2013年12月6日~15日/全労済ホールスペースゼロ

 

2013年のこじらせ作品ナンバーワンと言っても過言ではないです。そのくらいこじらせました、というかこじらせています。絶賛現在進行形でこじらせまっしぐらです。ということでどうしてわたしがこの作品をこじらせたのか、どうしてこの作品が好きなのかそしてこの作品にどんな魅力を感じているのかをだらっだら話していけたらいいなーと思っています。そのためにわざわざカテゴリを作る勢いです。とりあえずは4月にライブがあるのでそこまではこのままの熱量で突っ走りたい所存でございます。

というわけで今回はスレイジー全体についてのお話をば…。今回は、とか言いながらいったいこれが全何回になるのか、次回は何について語るのか、まったくの未定です。そしてはじめに注意書きしておきますがすべて個人の偏った感想なのでそこらへんはご了承くださいませ!

 

◆SLAZYとはなんぞや

CLUBSLAZYは冒頭にも情報を載せた通り、2013年9月に第一弾、同年12月に第二弾が上演された舞台です。出演者は全員男性でいわゆる若手俳優舞台というものです。第二弾は第一弾の続編となっていますが出演者がちょっと増えたり減ったりしています。ちなみに9月の第一弾、初日は「プレビュー公演」として上演され、千秋楽の29日は当初は公演日ではなかったのですが追加公演として用意された一日でした。

さてSLAZY、内容はどんな感じかと言いますと「大都会のどこかにあると言われているクラブ、SLAZYを舞台にした愛の物語」と表現すればいいのでしょうか。ざっくり言うとだいたいこんな感じ。

SLAZYはクラブとして営業をしていますが、誰でも入店できるわけではなく、ガーネットカードと呼ばれる招待状を手にした女性のみがそのお店にたどり着けます。そしてそのガーネットカードは「深い悲しみ」を背負った女性にしか届きません。ちなみにこのガーネットカード、実際に公演を見に行くと1人1枚いただける仕様でした。開けるとキャラクターからのメッセージが書いてありそれはランダムで手渡されるのでロビーで大交換会が開催されている日もありちょっとたのしかったです。さてこのガーネットカードを手にしたお客様がやってくるSLAZY。重厚な扉を開けるとそこには客席とステージがあり、そのステージの上では男たちが歌い、踊っています。それが今回の舞台の主役たち、というわけです。ステージで踊る彼らは、女性たちの悲しみから生まれる「涙」を不思議な石「ガーネット」に溜めていき、代わりに彼女たちを笑顔にして帰す…ということを毎晩毎晩続けていくわけです。こんな感じがこの作品の世界観になっています。SLAZYは現実世界のお話でありながらちょっとファンタジー要素も混ざっていたりなんだりで、現実と空想の狭間にいるかんじもとってもわくわくします。そしてショーが題材のお話になっているわけなのでみなさんがっつり歌います。それもちょうわくわくします。というわけでこの「クラブスレイジー」で起こる出来事を描いたのが今作品…ということになります。

 

◆1のおはなし

さて、では第一弾のお話。第一弾はスレイジーとして初めての公演であり、第一弾上演の時点で続編制作決定もしていたので全体的に「スレイジーってこんな場所だよ!みんな名前だけでも覚えて帰ってね!」という「紹介」に徹している印象がありました。なのでプレビュー公演を見たときはちょっと内容物足りないかな~って思いながら帰宅したのを覚えています。

クラブスレイジーにはX-24-7という特別な座席があります。ここにはその日いちばん深い悲しみを背負った女性が座る、という決まりがあり、その席は毎日必ず埋まっています。しかしある日、そのX-24-7の席番号が記されたガーネットカードを手にした遠藤(井澤勇貴さん)という男がやってきて、さらに10年前に店を出て行ったかつてのトップエースが帰ってくるわ、現在のトップエースが「俺もうやーめた」と言い出すわでさあたいへん…というお話が主でしょうか…ざっくりしすぎた…。遠藤がまったくの部外者なので彼にお店の紹介をしつつ、わたしたち観客にもスレイジーとはなんぞやという知識を教えてくれる仕組みになっていました。

スレイジーはお客様を笑顔にするためにショーをする場所、という説明をしましたが、そのショーをするステージにソロで立てるのは選ばれた5人の「レイジー」のみです。そしてそのレイジーの中でもランク付けがされており、トップ、セカンド、サード…と続きます。このランクは変動もあり、みんな(たぶんみんな…)トップエースを目指して頑張っている(たぶんがんばってる…)わけです。このときのレイジーはトップエース→アクト(大山真志さん)、セカンドエース→ブルーム(太田基裕さん)、サードスター→クールビー(米原幸佑さん)、フォーススター→ディープ(加藤良輔さん)、ファイブスター→空席、となっていました。そうです5番手は空席なのです。この空席の5番手はかつてアイボールという名前の人が務めていたのですが、現在のトップであるアクトが追い出してしまった、という過去がありまして、こちらもお話にかかわってくる要素になっております。そんでもってみなさん見事にAからEまでのイニシャルになっているのが気持ちいいですね。自己紹介も「Aから始まる名前はアクト」「Bから始まる名前はブルーム」という決まり文句がありこれはスレイジー共通のようです。ということはお客さんとしてやってきた遠藤くんは…と気づいたひとも多かったとおもう。そしてこのレイジーのほかにも、レイジーを目指すために日夜がんばっているダンサーたち「ニュージャック」や、このクラブの支配人ジーズ(藤原祐規さん)などもお店の住人として出てきます。あとはお店をやめたかつてのトップエースのヤーさま(大須賀純さん)は敵キャラ?としてご登場です。

物語の構成は冒頭歌!ダンス!そして芝居!またしても歌!ダンス!歌!芝居!みたいなめまぐるしいものでした。キャストさんがたもこの公演めっちゃ疲れると言っていましたがそのとおりだとしみじみおもいました…歌って踊って芝居してすごいんだもん…。レイジーたちひとりひとりにショーのソロ曲があるのもとてもかっこいいです!

第二弾でもそうなのですが、最後には「愛の物語」が「愛と別れの物語」になるのがスレイジーの特徴なのかなと勝手に思っています。別れはあるけれど、その先にはなにが待っているのかな、という希望を持った終わり方になっています。ほんとに「つづく!」っていう終わり方。そういう終わり方のくせに続編にはアクト、ディープ、遠藤が出てないのはちょっとさみしいですけど!初日見たときは内容ちょっとものたりないかなあとかぬかしてたんですが2回目3回目と見ていたらキャラクター一人一人がどの人も一生懸命生きていて愛おしいなあってじわじわ思えてくるような作品でした。そしてわたしは続編のプレミアムチケットを申し込みました。

 

 

◆2のおはなし。

続きまして続編のお話。一体全体どんなお話をするのかしらとおもっていたらまさかの「過去話です」と発表されて!?となったのを思い出します。さっきもちらっと触れましたが主要キャラで言うとそもそもアクト、ディープ、遠藤の3人がいない状態なのでどうやってお話つくるんだろうと思っていたらまさかの過去話メイン。と言っても本筋は現在の時間軸で、そこに7年前のとある出来事が絡まってきて…という時間の経過が行ったり来たりな内容でぼーっとしてると置いてかれるぞ!!!という感じでした。最初のほうは必死にしがみついてました。でも何度か見てたらいろいろなことに気付けて「あっこれもこういうことね!?」みたいなのが多くて楽しかったです。そうです何度も見に行きました。くやしい。でも前作で感じた内容が物足りない感がまったくなかったからこそかなーなどと思いました。やっぱり1がスレイジーの紹介、2がそれを踏まえてさらに奥深くの…という構成なのでどっちも観るとたのしいとおもいます。もちろん2だけ見ても世界観がわかるような配慮はされているのですが、せっかくならどっちも観たほうがよりたのしい、はず…!

いまから7年前のスレイジー。ある日伝説のトップエースが謎の失踪を遂げました。けれども誰も彼を追いかけず、スレイジーはトップを失うことになります。どうして彼はいなくなったのか?残されたひとたちはなにを思うのか?そして7年後の現在、彼がまたスレイジーに現れることで謎がだんだんと解き明かされていく…というのが第二弾のおおまかなストーリーです。1と比べるとだいぶしっとりめで、客席からすすり泣きも聞こえたりしたそんな公演です。

7年前を知るのは支配人のジーズ、そしてクールビー。クールビーは7年前ニュージャックだったのですがやっとサードスターに昇格するシーンも描かれてその変わりようがかわいいです。そして失踪を遂げたかつての伝説のトップエース、キング(渡辺大輔さん)とセカンドエースのオッズ(藤田玲さん)もお話に大きくかかわってきて、さらに7年前からスレイジーにずっといる、実は第一弾のときもステージ裏にいたはずのミスティックのQ(法月康平さん)も出てきます。このミスティックというのはスレイジーのなんでも係というところで、とりあえず1を見た直後にわたしが抱いた「みんなのごはんは誰が作ってるんだ?」という疑問を早速解決してくれたひとたちでもあります。スレイジーにはレイジー、ニュージャック、そしてこのミスティック、最後にお店をやめていった伝説をキングダムと呼ぶという4つの階級があることも今回明らかになります。あと別枠で支配人。そして謎の新人ピープス(山下翔央さん)もいい具合に謎でわくわくする。

今回も歌ダンス!芝居!以下略!ってかんじでしたがそれに加えて先ほども述べた時間軸!が加わり、さらに前作よりも会場が大きくなったうえにセットも少々変わりまして、高い位置に登れるようなつくりにもなっていたので、縦横高さ、そして時間…まさに4次元に舞台が広がっていた感じがしました。個人的にだいすきなのが冒頭のクールビー、オッズのやりとりなんですが、それがもう、もー!ってかんじなんです。話がだんだんと進んでいくにつれてそのシーンの本当の意味がわかっていく…という構成になっており、実際話の最後の最後にそれがまた再現されます。でも全く違う会話に見えるし実際まったく違う会話をしているんですねそれが…時間がごっちゃになってるからこそ映える場面だな~とおもっていてだいすきです。

そして、そして期待しすぎていると裏切られたとき悲しいからあまり大きな期待は抱かないでおこう…などと思いながらどうしても期待してしまうんですけど「これ続編ありますよね!!!???」と思わずスタッフさんに掴み掛りそうになるくらいのレベルの終わり方をしたので続編を期待しちゃいます…。ちなみにわたしは初日、暗転した瞬間小さくガッツポーズをかましました。そのくらい「続きやるから待っててね」ってかんじの終わり方されたのです。ずるいなあずるい。じつはわたしがスレイジーこじらせている理由のひとつがこれでして、続きがあると信じていられるとその作品をこれからも愛し続けてていいんだな!という謎の自信につながっているという節がどうやらあるようです。もちろん、続編がないから嫌いになる、なんて公演はひとつもないんですが、やっぱり続きがあるかもって思えることはうれしくて、うれしいとたくさんそのことについて考えていても悲しくならないからありがたいのですね…だからこそ「まだ間に合うよ!」といろんな人に布教もできますし続編を予感させる終わりかたに救われている面はだいぶあると思います。あと考察がたくさんできるのも2の特徴かな~と思います。謎が謎のまま終わっているところもあるし、新たに生まれた謎もありますし、そういった意味でわたしのような考察だいすき人間のツボをがしがし刺激してくるのはほんとうにたのしいです!そして2を見たあとに1のことを思い出してみると、あれ、あれってもしかして…?なんていう場面が思い当ったりしてほんとにスレイジーは沼。抜け出せません。

 

 

さて!今回はスレイジーってどんなもの?ということを話していたらとっくに5000字を超えていたのでここらへんでやめておきます!曲のことについても、キャラクター一人一人についてももっともっと語りたいことがあるのでまただらだら書きなぐろうと思います。書いててとってもたのしかったです。