読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

つれづれと

雑食おたくが綴る感想やら独り言やら写真やら。

ジャニーズだけにはハマらないと宣言していたオタクがうっかり関ジャニ∞に出会った話-茶の間編

●まえがき

 

思えば、推しの多い人生を送ってきました。

振り返ればなぜか新撰組に恋をした小学校時代から話は始まり、新撰組がすきならこれ読みなよ!と渡されたPEACEMAKAERなる作品で漫画にはまり、そのままアニメの流れで声優さんを知り、他作品で鈴村健一さんと出会い、櫻井孝宏氏ガチ恋をこじらせこじらせ、以下割愛。

とりあえず自戒のためにも今まで通ってきたジャンルでの推しを並べてみましょう。

漫画やアニメのキャラクター(数知れず)、声優さん(主に上記の通り。女性声優さんも多く)、俳優さん(舞台俳優さんが多いです)、ダンスボーカルグループ(おでこのひと)、舞浜のパフォーマーさん(年パスカメラととんでもなく金がかかる推し)、お笑い芸人さん(M1全盛期にいちばんこじらせマンしてた)、スポーツ選手(主にプロ野球選手)、バンドマン(楽器できる人っていいよね~)、歴史上の人物(藤堂平助さんを巡る京都旅が趣味です)、執事喫茶のフットマン(お酒飲めないのにお酒作ってもらうのたのしい)、オーケストラの指揮者さん(追っかけるためにシンガポールまで行くか真剣に悩んでやめた)、結婚式の司会(推しに会うためは結婚をしなければいけない)、バーテンダー(店に行くとワイン奢ってくれたからお得だった)、ピエロ(ピエロ)、IT企業の社長(IT企業の社長)、などなどなどなど。

ええ。思えば、推しの多い人生を送ってきました。節操ねえな。

そしてわたしのこの推し遍歴を知る人々は口をそろえて言ったものです。

 

「あとはジャニーズにハマればコンプリートだね」

 

いやもちろんジャニーズさんだけがこの世のなかで残りの唯一のジャンルなんてそんな短絡的な話ではないですけれどもでも言いたいことはわかるめっちゃわかる。これだけジャンルを渡り歩いてきた人間だからジャニーズさんだって通っていてしかるべきって思う周囲のみなさんのきもちはめっちゃわかる、わたしもわかる。 でもわたしはこれだけ推しを作り数多くのジャンルを渡り歩きながらジャニーズというコンテンツだけにはこれまでハマらなかった。っていうか、ハマるまいと無意識に意地を張っていたのかもしれないなと思います。小学校中学校の頃からジャニーズのアイドルって友人の間の話題で、ちょうどそのころ藤堂平助さんに落ちた時期のわたしは、なんていうか「みんなの好きなものに合わせて好きを選ぶのはカッコ悪い…」って思ってたのかもなあって、あれから何年も経ったいまならなんとなくわかるきがします。ませたガキです。で、そのカッコ悪いをなんとな~く引きずったまま、成人してしまったのでは。という考察。ただ好きが発動するってタイミングだなあ~~~というのはどんなものでも噛みしめてるので、タイミングがなかったんだろなっていうのもあるけどね。 とにもかくにも「あとはジャニーズだけだね」と言われる度にわたしは、いやいやいや!!!と全力で首を振ってこう回答していた。

 

「ジャニーズだけは!!!ジャニーズだけはハマらないよ!!!なにがあってもハマらないよ!!!」

 

これはそんなオタクが見事にジャニーズ事務所に所属するアイドルに転落していくお話です。

 

●羊のスタンプを集める(困惑)

 

あれは、2015年の6月ごろだったと思います。土曜の昼下り、ひとりの家でぼんやりとテレビを見ながらたしかわたしはチーズ鱈を食べていました。チーズが好きで鱈が好きだからチーズ鱈とか最高すぎてずっと愛している。常に愛している。そのチーズ鱈をむしゃむしゃ食べながら、ぼんやりとテレビを見ていて。我が家では常にテレビがついているし、わたしも音がないと嫌なので常になにかしらの番組を流しているし、なのでその日も当然のようにテレビをつけていたとおもいます。ただ土日というのはとにかく平日に録画しているものを一気に消化するデーであるので、テレビ番組はあんまし見ない。だけど、なんかの拍子で、たぶん録画と録画の合間で、ふとその時間にやっている番組が流れた瞬間に、わたしは手を止めました。

 

なんか男の人たちが羊を追い回している………。

 

な、なんだ?なんだこれは?と思って、次の瞬間、あっここマザー牧場だわ、とまずそっちに意識がいった。千葉県民なので千葉県のレジャー施設で行われるロケに過敏。で、マザー牧場だ、知ってる知ってる~!と思ったのちに、やっぱり、「なんだこれは!?!?」ってなった。

 

もう一度言うけど、男の人たちがジャージ姿で、牧場の羊を追い回している………。

 

意味が分からんけどなんか若手のお笑い芸人さんたちなのかな~?土曜の昼間にこんな体当たりロケする番組やってたんだ~(笑)って思いながらふと番組名を見ました。

 

関ジャニ∞って書いてある………。

 

ん?ってなった。前書きのとおりジャニーズは通らない!ジャニーズだけは!ジャニーズだけはハマらない!と宣言していたわたしでも、紅白に出てる規模の人たちのグループ名くらいは知っている。関ジャニ∞ってあれだわ、あの、関西人が集まってるジャニーズのグループだわ。知ってる。ヒルナンデス見てるもん、知ってる。わ!ほんとだ!横山さんいる!ヒルナンデスで見たことある!村上さんもいる!ヒルナンデスで見たことある!!!ヒルナンデスの知識しかねえ!!!!えっ、横山さんと村上さんがいるってことはこれはほんとうに関ジャニ∞なのか…あっ錦戸さんも知ってるドラマで見たことある…顔面が綺麗…。いちにいさんしごろくなな。7人のジャージ姿の男たちをわたしはまじまじと見つめました。ジャニーズなのにジャージとか着るんだ…いや着るでしょ…着るのか…?ジャニーズ=白いロングのジャケットしか着ないイメージ(偏見)を強く持っていたマンとしてはこの姿はメチャメチャ衝撃だった。でも関ジャニ∞って番組名に入ってんだしこの人たちジャニーズなんだもんな。たしかにみんなシュッとしてかっこいいわ。ジャージ姿で牧場を走り回ってるけどかっこよさは感じるわ。 そう、何度も言うけど、関ジャニ∞さん(と思われる人たち)がジャージ姿で羊を追いかけまわしているんですね。

ここでわたしは考えた。録画している番組たちは後ででも見られる。でもこの異常な光景はきっといましか見られない。わけがわからないけれどここでチャンネル変えちゃったらなにがなんだかわからないままだ。とりあえずなぜ羊を追っているのかわかるまで続きを見よう。 そうして見始めたのが関ジャニ∞クロニクル」という番組でした。 数分間番組を見ているうちに、だんだんと意図がつかめてきました。理由はよくわからないけれど彼らは動物のスタンプを集めているということ、いまのターゲットは羊であること、羊以外の動物のスタンプも集めるつもりだということ。…意図はつかめてきたけれど、なぜこんなことをしているのかはわからん。けれども、まったくわからないながらも、彼らが全力で羊を追い回し、必死にそのスタンプを収集しようという意欲は画面を通してでもすごい伝わってきました。なんでこんな必死なんだ、というそのきもちがまたおもしろさになって、彼らのことをなんら知らない(横山さん、村上さん、錦戸さんのお名前しか知らない状態)のに、なぜかおもしろい。意味がわからないけれどおもしろい。意味が分からないからおもしろい。数分しか見ていなかったけれど、全力ダッシュで羊を追いかける人、それを周囲でやいのやいのと野次を飛ばしながら見る人、ゲラゲラ笑う人と、ちょっと俯瞰で見てるような人。いろんなタイプがいるなあと思った。すごい、これは、おもしろい。無意識なのか意識的なのか、7人の役割分担がすっごいしっかりしている。すごい。 って、思っているうちにあっというまにそのコーナーは終了。スタジオ収録ぽい別コーナーがスタート。でも動物のスタンプ集まり切ってないんすよね。だから、次回に続く!ってなった。マジか!?続くのかあれ!?

 

そしてわたしは次回の録画予約をしたのでした。

なんでそうしたのかいまでもよくわかんないんだけど、予約してしまった。全員分の名前もわからぬまま、結局どういった趣旨の番組かもわからないまま、録画予約をしました。たぶんおそらく生まれて初めてジャニーズ事務所に所属しているアイドルたちが見たくて録画を…いやわからん、普通に動物が見たくてだったかもしれないし、千葉県民おなじみマザー牧場がロケ地だったからかもしれないし、まあそんな深くは考えずに、録画予約をして、そして後編を見ることにした。

翌週だか翌翌週に放送された動物の足跡集めスタンプ後編は、変わらず真っ青なジャージで7人が並んでいて、そこで今度は前回よりもちょっとハードルの高い動物に挑みます、ということで、なんか最終的に牛?みたいなでかい動物の足跡スタンプをとるぞ!みたいな話になってて、そこで何分も何分も半泣きで格闘している人がいて、その人が丸山さんってお名前の人だということも覚えました。そして、丸山さんのがんばりを秒で奪っていく横山さん。ヒルナンデスの人。知ってる。超カッコよかった。カッコよかった。そうして動物の足跡スタンプ集めは二週に渡って放送され、わたしは無事に関ジャニ∞なる人たちの雄姿を見届けることができたのでした。よかった。

で、これで終わり~と思ったら、たしかその週の終わりに「絶対に失敗しない男」が放送されたんですよね。これはどういう企画か言うと、丸山隆平さんという人が絶対に失敗をしないっていう企画で…ええと説明がむつかしい、例えば帽子を投げて狙ったところに着地させるとか、コップの中で角砂糖を縦に積み上げるとか、そういう、なんかできたらかっこいいってことに続けていくつかチャレンジして、それを一発撮りの長回しで撮影して全部成功させられるか?というか、成功するまで撮影が終わらない、という企画で、それがたしか動物スタンプラリーと同じ日に放送されたんですね。それを見てわたしはびっくりした。ハチャメチャびっくりした。さっき、牛がこわくて半分泣きべそかきながら青いジャージで泥まみれになってた丸山さんなる方(名前覚えたて)が、びしっとスーツで決めてかっこいいことを次々に繰り出してはウインクを決めていくんすよね。めっちゃびっくりした。ほんとめっちゃ、めちゃびっくりした。ギャップだわ!ずるいわ!これは番組、ずるいな!ってびっくりしたのをよく覚えている。まあこのあと丸山隆平さんは自担(この表現いまだに照れるんですがこうやって言うのが正解なんですよね)になるんですがそれは別のお話。

 

というわけでほんとのほんとに完結した動物スタンプラリーを見届けたので、これでもうこの番組には用はないぜ…と思っていたところで次週の予告が。

 

「次回はいきなりドッジです!」

「なんぞそれ。予約」

 

ほんと、好きになるときのタイミングってあるよな~~~~。

 

ドッジボールの魔力

ここまでのあらすじ:動物のスタンプ集める番組見てたら来週はドッジボールやるよって言われたから見ることにした。

 

いきなりドッジのルールを説明しよう!!!リビングに集まる関ジャニ∞7人!!!7人でのんびりリビングで過ごしていると頭上からボールが降ってくる!!!それがドッジボール開始の合図!!!誰かにボールを当てよう!!!3回当てられたらアウト!!!それがいきなりドッジ!!!!!!!みたいな説明を、その週の放送始まってすぐにされて、まずわたしが思ったのは「めっちゃおもしろそうだ」という単純なきもちだった。これたぶん、企画としておもしろいやつだ、すごい…と感動しているうちにドッジボールが始まる。頭上から降ってくるボールに群がり、時に取っ組み合い、時に隙を狙ってボールを奪い、時に喧嘩をして、顔面にボールをぶつけられ、姑息だ!姑息って言うなや!!!とキレ、カメラに映らないところに逃げ込み…いやもう、すっさまじかった。関ジャニ∞クロニクルって30分番組なのですが、あっという間すぎる30分で、いや…すご…すごい…すごい企画だ…と思った…すごい。 字面にすればほんとにただただ室内でドッジボールしてるだけなんですけど、それを面白く見せている番組がすごくて、まずこの企画を「スポーツ」ではなく「心理戦」に位置付けているところがお上手で、「ボールを持ったときにどういう行動をするのか?」「ボールを当てられそうなときどういう行動をするのか?」という「観察」に重きを置いてるのがほんとにいいな~って思ったところで、なにかおもしろいこととか注目ポイントがあるとテロップで「性格ポイント」っていう注釈が入って、「このひとはこういう一面もあるんですね~」って説明してくれるのが、メッチャ楽しくて、ほんとこれを見た段階では数名のお名前を知っている程度のわたしが、急にドッジボール見せられてあんなにも「おもしれえ~!!!!!」って思ったのは、この企画の位置づけのおもしろさにあったと思っている。むしろひとりひとりのことを全く知らないからこそそれぞれの人物のキャラクターを把握するにはすごいありがたくて、わかりやすくて、わたしはこの放送の一発で全員の名前を無事に覚えることが出来た。すごい。そしてもう一点すごいと思ったのは、7人の「個性」を知るのはもちろん「関係性」がわかるのもすっごいな~という点。言うて関係性オタクなのでそういうところすごい気になってしまうんですが、この企画だとそれも如実に(キャラ化している面もあるなあって思ったのは後の話なのでそれはまた後述しますが)現れていて、たとえばこの人はこの人のことをこう呼んでいるんだなあとか、この人はこの人相手だとちょっと強く出るんだなあとか(笑)、そういうのを包み隠さずどころか「これが俺らの魅力だ!見るがよい!」と提示してきているところがほんとにありがたくて、すごいとおもった。すごいしか言えないけど、ほんとこの企画は各方面にいろんなカバーを見せてくれるからすごいと思ってる。初めて見たときも「すごい」って思ったもん。 ほんとにただドッジボールをしているだけに見せかけて、いろ~んなことに気を回しているのがすごいなあって気づくのはもっと後なんだけれど、テレビを見ていて直感で「すごい企画!おもしろい企画!!!」って思ったのは久々で、なんかすっごく感激してしまったし、これ自分のすきなグループがやってたらうれしいしたのしいだろうな~ってしみじみした。まあその後お前のすきなグループっていうのがこのグループになるんだけどな。なんだろう、とにもかくにも画面から伝わってくるハッピーなきもちとか、わけわかんないけどガンガンくる感じとかが、ほんとにたのしそうで、というか見てて心地よい楽しさで、それは動物スタンプラリーのときにも感じたから、あ~こういうたのしいを追求する番組なのかなあ、いいな~、そしてこういうたのしい番組が似合うグループというのも、いいな~と思ったのをすごい覚えています。

結果このいきなりドッジという企画は関ジャニ∞クロニクルの名物コーナーというか、看板コーナーというか、そういったものになっていき、ゲストさんが来るようになったりとか、お正月のスペシャルで放送されたりとか、そうやってどんどん進化していった感があるんですが、それすごいわかるもん。7人の個性と、関係性と、なんかわからんけどグループの持ってるハッピーな感じがガンガン伝わってくるもん。まったくグループのこと知らないわたしがそう感じたからたぶん全国の人にも通用すると思うよ、すごいもん。

 

こうしてわたしはいきなりドッジで7人の名前を覚えました。年長なのにいじられる横山さん、拗ねて浴槽に引きこもる渋谷さん、まとめ役かと思いきやお茶目なところがある村上さん、ボールを横取りするのがお上手な丸山さん、姑息と言われてキレる錦戸さん、言動がぶっ飛んでいる安田さん、目が据わっている大倉さん…30分見ただけで、彼らの名前と、ここまでのキャラクターを把握できるって、すごくない…?すごい。改めて、メチャメチャにすごいコーナーだと思う。いきなりドッジ。 そしてこの翌週がなんとまあ「クイズお一人様に聞きました」だったんですけど、ほらもう丸山隆平さんのこと好きになることこのときから仕組まれてたじゃん!!!!!!!って今となっては思うんだけれど、当時はそんなことはつゆ知らず、ま、とりあえず来週別の企画らしいし見てみるか~って録画予約したわけでした。いやあもう…丸山隆平さんのこと無意識に好きじゃん…。自担…照れる響き…。

 

●年代記と過ごした日々

関ジャニ∞クロニクルの何がすきって、この番組に出ている7人が徹底的に口が悪いところ。お昼の番組でメンバーに向かって「きっしょ!!!!」って叫ぶ番組なかなかないと思うんですよね。自然体、という表現を使うのは簡単だけれど、上手く作られた自然体というか…テレビである以上100パー自然体なのは無理だと思うんだけど…でも自然体に見える自然体だなあと感じるのは、この口の悪さにあるなあと思ったりします。ほんとびっくりするくらい口が悪いし言葉がきついし見ていていっそ清々しい。気を遣ってないように見えるかんじ。あとそれに付随して、言葉の使い方がとてもうまい。特にイケメンカメラ目線スポーツというコーナーでの皆様のとっさの例えとか、そういうのがめちゃめちゃ巧い。巧いけど口は汚い。そこがいい。わたしはそこがすごいすき。そういうのが許されているような雰囲気がとても見ててすき。

あとすごいなあって思うのが、7人の魅せ方を徹底的に追求しているところ。いろんな雑誌のインタビューとかで「クロニクルのスタッフさんは僕らのことをちゃんと見てくれてて~」みたいなことをメンバーが話しているのをたまに読むんですが、まさにそれな、って思うのが、7人ひとりひとりをおそらくメッチャ研究して、このひとはこう見られがちだから逆のイメージのつくことをやらしてみましょう、とか、このひとはこういうところがおもしろいからそれを極端に披露できるコーナーを作ってみましょう、みたいな、意図をすっごい感じる。すっごい、感じる。そしてその意図が、個人的には全然苦ではない(これが公式と解釈違いな場合めっちゃしんどいんだろうなあと思うんですがいまのところそういうのはないのとそういう人に出会ったことがないので今のところは大丈夫)。誇張されたキャラクターというのは、キャッチーで覚えやすくて、まったく関ジャニ∞を知らないわたしにとっては、とてもありがたい方針だった。番組をながら見している母親でさえ、安田くんを別の番組で見たときに「あ、すぐ泣ける人だ」ととっさに言っていた。名前も覚えてないのに、安田くん=即泣きトライアルのイメージがちゃんと定着している。やっぱこういう誇張は、時にとても効果的だなあと身近な人を見て思ったわけでした。ちなみに母は錦戸さんがすきらしい。

そしてこの関ジャニ∞クロニクルという番組、もちろんおもしろくて7人が最高で最高なのはもちろんもちろんなんですが、個人的にすごいなあって感じるのが「軸とパッケージの確立」だと思っています。これはわたしが昔ちらっと聞いた話なんですが、アイデアを作るときに必要なのは「軸」と「パッケージ」である、という説。「軸」というのはなにかというと「客にこれを伝えたい、こういうものを作りたい」という「本筋」で、「パッケージ」というのは、ストレートに「軸」を伝えてしまっては面白みがないので、それをうまく隠して「商品」として成立させる技術。クロニクルは、このやりようが、うまい、うますぎる、と、個人的に感動、している。たとえば上記でも触れた人気コーナー「いきなりドッジ」は、おそらく「関ジャニ∞のなるべく素顔みたいな面を見せたい。見たことないような性格を見せたい」というのが「軸」になっていると思うんですよね。でも、それを見せるためにたとえばただアンケートとったりとか、プライベートな場面でカメラを回していてもそれではテレビ番組にならない。そこで出てくるのが「ドッジボール」という「パッケージ」。ドッジという要素でパッケージングすることで、アイデアが商品になる。見せるものとして成立する。そういうものが、この番組は随所随所でお上手で、そういった面を見る度にすげえな~って感じる。すげえ。横山裕が嫉妬した名場面ランキング、みたいな企画も似たような感じで、あれも言ってしまえばただの総集編。それが「軸」。けれどそこに「横山くんが嫉妬した」という「パッケージ」をひとつつけるだけで、がらりと印象が変わる。嫉妬っていうマイナスイメージの言葉を使うのもまたいい。そういう、細かな演出が、手を抜いていないんだなあってきもちになって、見ていて清々しい。いろんなひとが頭を働かせて作っている感じがする。観ていて、たのしい。めっちゃたのしい。楽しんでいいんだなっておもうことができる。嬉しい。

むつかしいことをわかったようにだらだら並べてしまったけど、つまりは関ジャニ∞クロニクルを作った人たちにいい肉をプレゼントしたいってことだよ

 

まあ、そんなこんなでわたしは、「関ジャニ∞クロニクル」という番組を毎週欠かさず見るようになりました。録画予約はもちろんのこと、土曜昼13時半に自宅にいるときはリアタイをしたり、逆に大事にとっておいて、気分が落ち込んだ日に見てみたり。暇なときにすきな企画だけ見直したり。そうしているうちに、あっという間に一年が経ちました。いちねん。一年です。考えてみても、一年間毎週見続けたバラエティ番組ってそうそうない。お笑い芸人の推しが出てる番組以外ではそんなにない。でも、「関ジャニ∞クロニクル」は推しがいないのにずっと見ていられた。見ていられるなんて表現が失礼なくらい、毎週クロニクルという番組がたのしみでたのしみでしかたなかった。そして一年経ったところでふときづいた。

 

わたし、関ジャニ∞のこと好きかもしんない…。

 

いや、だって好きじゃない人たちの番組を一年間も見られないっしょ!?好きじゃない人たちのCDを買わないっしょ!?(※前向き記者会見が大好きすぎて即前向きスクリームを買った。出会いから2か月くらいのことだ。その時点で気づけよ)好きじゃない人たちの名前全員分覚えて、毎週毎週放送を楽しみに一週間がんばろうとか、思わないっしょ!?いや~~~~~~~すきじゃん!!!わたし、関ジャニ∞が、すきじゃ~~~~~~ん!!!!!!!知ってた~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!気づかないふりをしていただけ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

「クロニクル」とは「年代記」という意味。番組でもたまに触れられていますが、この番組の趣旨は関ジャニ∞の「年代記」を視聴者に見せること。いろんなことに挑戦して、いろんなものに体当たりでやってみて、そこで得られる経験とか、今までに見たことない顔なんかを発見して、成長していこう、そして年代記にしよう、というもの。わたしはこの年代記にまんまとやられたなあ~~~~~とくやしくもうれしくもあります。番組の思惑にまんまとハマってくやしい。でもこんなたのしいコンテンツに出会えてうれしい。

 

それからもう一個気づいた大事なことがあります。それは、 わたしは「関ジャニ∞」を好きになったということ。

クソDDのオタク人生、残るジャンルはジャニーズだけだね!なんて言われ続けて早何年、それでも頑なにわたしは「ジャニーズ」にはハマらない!と宣言していた。けれど気づいたら、ほんとにきづいたらうっかり関ジャニ∞さんというグループを好きになっていたらしい。けれどそれは、彼らがジャニーズだからジャニーズじゃないからとかじゃなくて、関ジャニ∞さんだからなんだなあ~~~と、思ったりした。もちろん関ジャニ∞というグループは、ジャニーズ事務所に所属するタレントだから、事務所のことを切り離してどうこう考えることは無理かもしれないけれど、ほんとのほんとの最初に彼らをテレビでちゃんと意識して見たときは、わたしにとって彼らは「ジャニーズ事務所のアイドル」ではなくて「青いジャージを着た謎の7人組」だった。だからこそチャンネルを変える手が止まった。止めさせたのは青ジャージの7人組だ。それが関ジャニ∞だったというだけで、それがジャニーズに所属していたというだけだ。という、またなんかむつかしい話になってきたんだけど、つまりはそういうことだ。残りだから、通らなきゃいけないジャンルだからしかたなく選んだわけでは決してなくて、関ジャニ∞さんたちが、必死に羊を追い回してくれたからこそ、出会わせてもらったということだ、と、いうことで、それはとてもしあわせなことだといま噛みしめています。ありがとうマザー牧場

 

●好きです

よくわからん話をしてしまったので好きなコーナーでも書き連ねて場をごまかそうとおもいます。

 

英会話伝言ゲーム…横山さん、錦戸さん、村上さんの3人と、英語ネイティブの3名とが交互に並び、英文を正しく伝言ゲームできるか?というちょっと高尚な企画。噂によれば中学校の英語の授業でこのコーナーを流すところもあるらしい。高尚。

ド新規はここで村上さんのかわいさと無謀さをたくさん勉強させていただきました。ほかの企画だと結構しっかりみんなを仕切ったりまとめたりしてるのが多くて他の番組で見る村上さんぽさ感じていたんだけどこのコーナーの村上さんは「ヒナちゃん」って感じ。英語が全く分からないながらも必死に解読しようという意欲がかわいさを演出しているのだからもう最強。チィーパー?中国語?がほんとにすき。対してさらりと錦戸亮さまがかっこよすぎるところとか、横山さんがなんとな~く乗り切れてしまうところとかもうまく対比されててお上手だなあと思うコーナーです。

 

成立させろ記者会見…桃太郎など、誰もが知っている童話を関ジャニ∞主演で映画化することになり、その制作発表記者会見をすることになった、という設定のコーナー。スタンバイの個室には登場人物すべての衣装が用意してあり、メンバー7人はお互い誰が何の服を着て何の役で登場するのか相談しないまま独断で役を選び衣装に着替え、せーので記者会見場に登場をし、その場で即興で記者会見を成立させる、という無茶な設定。最後にはほんとうに言ったことを実現したショートムービーを作成する本気さ。

これが意味不明におもしろい。ほんとうに打ち合わせなしでせーので着替えているぽいので、まず役が被りまくる。桃太郎のとき鬼が3人いたんだっけ?そんな感じでめちゃめちゃに被る。その上で記者に扮したマキタスポーツさんが際どい質問をたくさんしてくるので追い詰められてアワアワするメンバーがかわいいし、逆にそんな攻撃に負けじとガンガン攻め立てるメンバーもいたりして、その両極端さがまた見てて楽しい。個人的にはこのコーナーのギリギリを攻めて行くスタイルの渋谷さんが好きすぎる。

 

 ・タズラーGP…料理をしている大倉さんやBBQをしている渋谷さんに誰がいちばんおもしろいイタズラを仕掛けられるか?というだけのコーナー。

めっちゃすき。特に大倉さんの回がすき。みんなが大倉さんのことをにやにや見守っているのもたのしいし、変なドッキリとかじゃなくてもう仕掛けられることわかってるから大倉さんも「あ~~~も~~~~」って悪態つきながらちゃんと料理しているところとかめっちゃすき。なんなんだこの企画…?ってなる。錦戸さんが仕掛けたヘラが溶けていってそれを真剣な顔で舐める大倉さんのやつと、玉ねぎが喋り出したとき大倉さんが真顔で「マルやろ」って言い放ったやつさいこうにすき。

 

・クイズお一人様に聞きました丸山隆平さんMC企画。丸山さんが深夜の街に繰り出して、タイトルの通り「お一人様」な女性にインタビューをしていきながらその内容をクイズにし、スタジオにいるメンバーに回答してもらうというクイズコーナー。

やっぱりこれを語らずにはいられない。字面にするととてもシンプルなクイズコーナーなんだけれど実際見てみるとハプニング大渋滞すぎてもはやなにがなんだかわからず、最終的に丸山さんが「街」そのものにいじられるというミラクルを起こす。しかも一度ではなく何度でもそのミラクルを起こす。スタジオのみんなにいじられてもニッコニッコしてる丸山さんの姿も相まってとてもハッピーなコーナーだな~と思います。

 

前向き記者会見…前向きスクリーム発売記念コーナー。新曲のPRの記者会見をしますという設定だが、メンバーみんなの腰には強力なゴムが取り付けられ、ある程度前に進むと後ろに思いっきり引っ張られる状態で、しかし「前向き」にとにかく前に進んで曲の宣伝をしろ、という過酷なもの。

文句なしに最高におもしろかった。すさまじい勢いでギュン!!!!!!!!!!とうしろに引っ張られてすっ飛んでいく皆さんの姿が言葉などいらないと訴えていた。心配でしたがやっぱり安田さんのインパクトが強かったのをすごい覚えている。飛んだもんな。わたしはこれ見てCD買ったから少なくとも一人の人間相手には宣伝効果抜群だったよ!

 

絶対に失敗しない男すき~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

 

この記事を書くために録画してた過去の放送をずっと流してたんですがどこ切り取ってもだいたいおもしろいからすっげえな~っておもいました。女心を考えたからラブスーパーマンという派生コーナーが生まれたりとか、シンプルにかっこいいハーモニカマンとか、コントと現実の狭間に存在するすぐムキになる男とか。もちろん人気コーナーのいきなりドッジも、イケメンカメラ目線スポーツもほんっとにおもしろいし、いやほんとにおもしろいものに溢れててすき。ゲームもコントもトークもなんでもアリ、それをまとめてクロニクルって番組だよ~、でもいちばん見せたいのは「いままで見たことないような関ジャニ∞」だよ~って常に「軸」を貫いてるからなにしてもおもしろくて安心感がある。ありがたい。

 

●あとがき

わたくしは関ジャニ∞クロニクルの関係者でもフジテレビの差し金でもなんでもないんですが(笑)、でもほんと~にたまったま、たまたま土曜の昼にテレビをつけたらこんなにもすてきな世界に出会うことができて、ほんとに、ほんとうにしあわせだなと思っています。食わず嫌いだったジャンルのアイドルに、偶然出会わせてもらえた。偶然出会えたらこんなにたのしかった。ほんとうにありがたい。ありがとうございます。わたしはきょうもあの日と変わらずチーズ鱈を食べながら土曜の13時半を満喫しています。チーズがすき、鱈がすき、チーズ鱈がすきで、そしてテレビではすきな番組がやっていて、こうしてすきなものに囲まれてすきなものを満喫できるこの30分間というのは、ほんとうにしあわせな時間だなと思います。

 

そしてもちろん彼らの活動はバラエティ番組に出ることだけではなく、歌って踊ってコンサートをして…という面があることもわかっております。 そんな歌って踊ってコンサートをして…な関ジャニ∞さんに、わたしがとうとう観念して触れることになったお話は、このあといろいろ続けたかったんですが、なんかすでに文字数だいぶ埋めてしまったので、次回に続く!ということにして、今回はいったんここまでで締めようと思います。前編とでも名付けておきましょうか。マジで番組の宣伝しかしてない感ある。

 

あ~~~~すきなものたくさん語れてたのしかった!!!!!!ここまで読んでくれてありがとうです。次回もおつきあいいただけたらとってもうれしいです。

※独り言

めっちゃすきでめっちゃすきでほんとにすきですきってきもちを測ることもことばにすることもむずかしいなあっておもうんですけどめっちゃすきでこれ以上にすきになる舞台作品ってないだろうなあって思ってたし現段階でも思っているんですよね。なんかね、ほんとにすきで。終わるときにいろいろ暴露しよ~っておもってたことたくさんあるんですけどとりあえず観劇のために休みをとろうと思ったらとれなかったんで、じゃあいいですと当時の職を辞め、新しい職に就いたくらいにはあれなんです、すきなんですよ。家族と大喧嘩した。そりゃそうだ、家族が全面的に正しいと思う。けどめちゃめちゃ反発して仕事辞めたし、そうしてできた時間で現場に行ったりしてました。クズだな!ほんとに、すきの度合いを測ることなんて簡単には出来ないと思うけど、とりあえずそのくらい人生の中心だったな~っておもう。ほんとにすきで~。たぶんいまもすきで~。ちょうすきなの~~~~~~~~~~~~~~。まあでも結局そのおかげでブラック企業からめっちゃホワイト企業に転職できまして現在はぬくぬくと暮らしているので結果的にセンキュー!というきもちはある。なにがすきかとかどこがすきかとかいうのはいままでさんざんよくわからん記事に書いてきたのでそっちのほうを自分で読み返そうと思ってるんですけどもじゃあなんで行けなくなっちゃったのかなあって思うとそれは単純に終わるよって言われたからだなあっておもいます。それまでもうせかいいちすきで自信を持って推していたんですけれども夏のイベントで終わるよ~ってあの大画面に映し出された瞬間に頭がまっしろになって視界はまっくろになって、いやあのときほんとになにも考えられなくなってずっと席から立ち上がれなかったしそのあと作品のこと考えてもなんにもたのしくなくなっちゃってそれからもうだめ。だめでした。そもそも終わりっていうのが昔から苦手です。最終回アレルギーと言うのでしょうか。生まれて初めて買った漫画も、これまででいちばんハマったと思っている漫画も、最終巻を買ってないし、最終話は読んでません。アニメも同じ。好きな作品の最終回は見ていないし、DVDも買ってない。ついでにだいすきなゲームはラスボス手前でセーブしたまま数年間触れていないし、ドハマりしたドラマの最終回とかもあと好きだったバラエティの最終回とかもだめですね。観られません。あとわたしはテーマパークが好きなんですけど、そこで開催されているショーの最終日最終公演とかも見たくないので行かないです。なんかね~~~~~終わりが苦手です。にがてなの。どうしても苦手です。わかってんの、見なきゃだめだってわかってるし自分の感情一つで物語の終わりを見られなくなることや最後を見届けられないことがどれだけ自分勝手でいわゆる「愛のない」行動かもわかってんのわかってるけど見られないものは見られないの。苦手なんですよね。だって終わるんだよ、だいすきでしかたないものが終わるんだよ。それが終わったら一生会えないんだよ。かなしいねえなんて言葉じゃ言い表せないなんかもうどうしていいかわからなくて最終的に「出会わなければよかった…」ってなる。愛が足りないからなのかなあでもどうしようもないんだほんとにどうしようもないんです。昔からそうだし治らないもんは治らないなあって今回のことでも思いました。どうしようもないんです自分のことなのに。それでもだいすきだから行かなきゃって思ってチケットをたくさんのひとに協力してもらって(ほんとうにありがとうございました)なんとか数公演行けることになってでもすごい倍率でまわりのひとぜんぜん取れないし転売は出回るし公式は煽ってくるしでそれもだめだった。煽ってくる公式がいちばんだめだった。はあ?って言った。いや向こうは煽ってる意識なかったでしょうが煽られてる!って思ってしまったので煽られてしまった。セルフで煽られてしまった(足元見ている発言のやつです。足元見られているつもりはなかったんだけど足元見られてるって思われてることがしんどかった)。そのときにこんなに行きたくない見たくないって思ってる人間がこんなすごい倍率の舞台に行くのはそもそもが失礼だなっておもったし、観たくないなら見なきゃいいんだよなってそのとき初めて気づいて。いままで、この三年間、とりあえずそこに「行くこと」が義務だった。なにを差し置いても、それこそ職を辞めてでも優先すべき義務だったけど、いやそんなことないわってそのとき気づいた。なんで義務にしてたかってたぶんだけど勝手に作品をもっと世に広めたいってきもちが強すぎて、このブログを始めたのだってついったをがんばって続けてたのだっておこがましい話ですがぜんぶ作品の話がしたかったからだしそのために続けてたしそうよね上演前にはたくさん更新したりとかそういうのもしてたけどでもそういうのいらねーじゃん!だってもう終わるし!ていうか!そもそもチケットの需要と供給がひっくり返ったんだから広める必要もねーじゃん!わたし用無し!もういいんだ!ってそのとき初めて気づきました。いつからそんなじぶんをがんじがらめで義務でしばりつけて行かなきゃ通わなきゃにしてたかはわからねーんですけどそういうのもういらないんだやらなくていいんだって思ったとたんにきもちがふわっと楽になって、すごい肩が軽くなって、そこらじゅうを走り回りたくなったのを覚えています。それが11月くらいの話。それまでは「終わるのが嫌なのに終わるのが嫌だって言ってそれでまわりとなんかなっちゃうことも嫌だ。けど終わるのが嫌だし終わりが嫌だし終わるということ自体が嫌だし見たくないけれど見なくちゃいけないのが嫌だ」ってずっとずっとまいにちずっとずっと考えてたんだけど、「誰かに見に行けって強制されてるわけじゃないんだから行かなきゃいいんじゃん」って気づけたから嫌なきもちがぱーって消えて、ほんとにね、楽になったほんとに楽になった。なんでこの答えに気づけなかったんだろう!?ってびっくりするくらい単純な選択をしました。止めてくれたひとたち、ぜったい後悔するよって言ってくれたひとたちありがとう。逆に、それがいいよ、すきにしなよって言ってくれたひとたちありがとう。チケットもらってくれたひとたちありがとう。というわけでわたしは今回、1公演も入ってないしライブも行ってないしで展開も結末も知りません。けれどそれでどうにかなっちゃうとかそういうきもちもなくとても楽で、これはこれでよかったなとおもってます。「見なければ永遠に終わらないんだよ」っていうわたしの主張に「いや、ほんとうは終わってるよ。お前が現実から目を逸らしているだけ」っていうもっともなご指摘をいただくことたくさんあるんですけどだれがなんと言おうとわたしは見ていないんだからわたしの中では終わってないしいつまでも結末はわからないままだしいつまでもわくわくしていられるの。終わるくらいなら終わらせないし中途半端のままでいい。作中に「自分の選択が常に最良」なんていう名言がありますけれどもこの数年それをいつでも都合よくとらえてきました。だから今回もそんな感じにします。最良なんだよねって言い聞かせるってよりかは最良だったなって思える生き方をしなさいよって話だと思ってるので最良にします。きらいになったわけではなくきらいにならないための選択だったといまは思います。最後だって思いながら見ることでぜったいマイナスの感情を生んでしまったろうと思うとそれを選ばなかったという選択を自分が最良だったと言い切れる人生にしたい。そうこれは人生の話だ。人生の話なんだよ。人生だと思ってたんだよ。じゃあ永遠に終わらなければいいのか?そんなもの作品である限り無理では?って問いかけるのですがなんかもっとやりようがあったら自分のなかでもどうにかこうにかなったんかな…とも思うんだけどどうだろう。結果論。たられば。4のときにああ終わるなってきもちがあってでもAWにあれだけ広げに広げてきたからあっだいじょぶなんだ!って思ってからの発表だったし急だったしライブも急だったし全員いないし、みたいな…。いや見てないから全員いなかったことがどう作用したのかわからんですが。どうしてほしかったかなんてわからない一番は終わってほしくなかった、それはたしかなんだけどいつか終わりは来るっていうのが世の定めで、それをわかっているようでわかっていなかった自分の責任なのかなとも思うけどでも、うーん、この先は行かなかった人間に発言権のない話になります。たとえば漫画作品で、最終回が決まってる作品と、最終回前に長期の休載に入ってしまう作品、どっちがいい?って聞かれたら、わたしは後者を選ぶんですよね。そういう人間だから、仕方ないんです。どうしようもない。終わってほしくなかった。というか、終わりだよ、って言ってほしくなかった。それだな。作品問わず千秋楽が苦手なのもきっと同じ。ああ終わりなんださいごなんだって思いながら見ることが、とても苦手。そして、終わりだから最後だから、なにかあるでしょうって思うその空気も、苦手。だからAWの最後がめっちゃきらいなの(笑)(笑)(笑)。そうそう作品のすべてにおいて絶対の信頼があったしすべてを愛しているけれどあの千秋楽だけはゆるさねえからなってずっと言い続けると思う。終わりの弊害。だから千秋楽がにがて。終わらなきゃいいのになあってずっと言い続ける。どうしようもないんだなあ。終わるよってなんであんなかんたんに言うの!終わらないでよ。終わらないでほしかった。終わりだよなんて言わないでほしかったよ。いつも通りふわっと終わらせてほしかった。ドラマがあるならなおさらだよ!終わんねーーーーーーーーーーーーーのかよ!!!!終わんないなら終わるよって言わないでくれよ!!!!!いや詳細わからんけど!!!!!知らんけど!!!!!推し出たらどうしようってずっと震えてるの!!!!!どうしようね!!!!?????勇気を出して演出家さんのブログを読んだんですけれどそこで最初から5作品の予定であったことを知りました。終わりが決まってたんだなあと改めて知りました。たとえば5作で終わるよって最初から言われてたらわたしはこの作品のことをこんなに好きでいたかなあとかもちょっと考えました。わからなかったです。永遠に続くものなんてないことは知ってるけれど、でも、んー、わからん。わからん。2のあたりできっと最終章のサブタイトルはガーネットだよねとか笑ってたこととか走馬燈です。わからないだってこれから大きくなるって思ってたもん!思ってたんだもん!終わるなんて思ってなかったもん!もんもん!悶々。年が明けてから無理矢理劇場に連れていかれる夢を何度か見ました。何者かにロビーにまで引きずって連れていかれて開演5分前に逃げ出す夢。恐怖。でも夢の中でも逃げるんだな!?ってちょっと感心した。自分の選択が常に最良でいたい。ほんとうにほんとにほんとなんですけれどきらいになったわけじゃないしきらいにならないためにやめたってほうが大きいです。いまでもふつうにみんながすきだしふつう以上に作品がすきだし出会わなきゃよかった…のとこまではいってない。いまは。10月くらいはそうだったかもしれないけど。いまはわりとたのしくついったーとかもしてます。出会えてよかったなあって思っている作品です。すごくたのしい3年間でした。すっごいたのしい時間を過ごさせてもらいました。きらいになったわけではないのでこれまでの話はするかもしれません。でもたぶんもうこの先を追うことはないんだろうなとはおもってます。義務を辞めたのですべてはわたしの自由です。そういう風にこれからも生きたいなと思ったら、ほかの現場での心持ちもちょっと変えることができました。あと、ほんとは公演に入るはずだったそれと同じくらいの金額の楽器を買いました。舞台は、作品が上演してくれない限りわたしがたのしむことはできないけれど、楽器は、わたしががんばれば、ちゃんと音が出て、それをたのしむことができるっていうのが、目から鱗というか、すごいことだ、と思いました。すごいことです。ひとつ学びました。これが人生だと思えるくらいの、感情をめちゃくちゃにされる、たくさんの経験をさせてもらえる、すさまじい、言葉で言い尽くせないほどの作品に、出会えたことに心から感謝します。それから、かんざきさんのおかげで作品を知りましたとかブログを読んでいろいろ勉強しましたとかいろんなうれしいことばをたくさんかけてくださったみなさんもありがとうございました。すごいうれしかったです。少しでも魅力が伝わってたらうれしいです。わたしのすきなものをいっしょにすきになってくれてありがとうございました。そしてもちろん386の皆様というか檻民の皆様もありがとうでした。ほんとにたのしかったです。ほんとにたのしかった!です!だいすきです。というわけで、これで終わり!終わりです。386のわたしはここで終わりです。ありがとうございました。ほんとにたのしい3年間でした。こんな締めでごめんなさい。ありがとうございました。すきです。ありがとね。

3年前のこと

夜なのでポエムを書きます。


いまからちょうど3年前に、CLUBSLAZYという作品のプレビュー公演が上演されました。たった3年前、はるか3年前の話です。
そして振り返ってみれば、3年前のきょう、初めてSLAZYを観た感想をいまでもはっきりと覚えています。「わ、わけわからん…」です。ファンタジーなんだかSFなんだか現代ものなんだか、シリアスなんだかコメディなんだか、ストレートなんだかミュージカルなんだか、「わからん」。
でも、3年前のきょうのわたしは、わけわからん!わけわからんかった!!!と脳内で叫びつつ夜の歌舞伎町のど真ん中を歩きながら、その場ですぐそのあとの公演を購入していて。実際、あ~自分SLAZYにハマってんだなって自覚したのは2の初日のときだったんですけど、いま覚えば、3年前のきょう、そのときにはすでにSLAZYのわけわからん魅力にズブズブだったのかもしれないなと、思います。そのままたくさんチケットを買ってたくさん公演に入りました。わけわからないところも、わけがわかったところもたくさんあって、たのしかった。それがぜんぶ始まったのが3年前のきょうこの日。
初めて手にしたガーネットカード、いまでもはっきりと覚えています。クールビーさんでした。手に取ったときに「ハア?」って言った。ちなみに初日は、カードがイスの上に置いてありました。なんじゃこりゃって開けるの。シールで留まっていていて、開けづらいんです。で、開いたらクールビーさん。「ハア?」ってなりました。ああ、そんな、初日。


さいしょは9月26日から29日の4日間の予定だったんですよね。それが、途中で「プレビュー公演」という名前の初日が追加されて、25日が初日になって、全部で5日間、8公演。短い短い舞台で、会場も新宿FACEっていう、あんまり舞台やってるイメージのない、ライブハウスみたいな会場で。ワンドリンク制度もなかなかに珍しく、まいにちジンジャーエール飲んでました。
そして今でもネタにされてるけれど、チラシがほんと~~~にホスト物みたいで、初日見るまでほんとにホストやるんだと思ってた。ホストが歌って踊るミュージカルだと思ってた。違った。それから、いまチラシ見てみると、ブルームちゃんのスペルが「Bloom」じゃなくて「Brume」になってんですね。あのときは「誤植か!?」ってキレてたけど、いまは「ふ、伏線かな…」ってどきどきしちゃってる。3年間ってそういうこと。


はじめのはじめ、わたしがSLAZYに興味を持ったのは、加藤良輔さんがいるということ、そして大山真志さんがいるということ、この2点でした。わたしは「WORKING!!」という作品が大好きで、そこで加藤さんと大山さんがペアを組んでいたので、そのふたりがまた舞台上で共演するなら行かなきゃ!って思ったのが大きくて。振り返ればほんとにこのきもちはほんとにほんとに正しかった。ちょっと脱線するんですが、「WORKING!!」のときにもやっぱり感想ブログを書いていて、そしたらそれがめぐり巡って演出の伊勢直弘さんのところまでたどり着いたらしくて、そのときにありがとうってリプライをもらったんですね。そのときからずっと伊勢さんのことが気になってたので、まさか3以降で出会えるとも思ってなくて。運命じゃんねって。そんなこと、3年前の自分は知りようもないんですがね。ちなみに「WORKING!!」には三浦香さんも関わっていらっしゃるので、もうほんとに、運命じゃんねって。相馬博臣くんのおかげで出会えたようなもんですよ。相馬はすごいなあ、いつだってわたしの人生を動かしてくれるね。
でも3年前のこの時期の加藤さんはすっごい忙しそうで、舞台作品を立て続けに何本もこなしていて、舞台だけじゃなくてテニフェスとかライブにも出ていて、地方公演も行っていて、すっごくすっごく忙しそうで、だからそんな無理して舞台やらんでくれ~!休んでくれ~!って思ってる時期のSLAZY出演だったから、3年前のきょうのわたしは、ちょっとSLAZYのこときらいでした。でも、見たら「もっとディープさんが見たいから2にも出てくれ~!ステージ曲くれ~!」って言ってたんですけどね。わがままね。


そのころのわたしはほんと~に加藤さんが好きで(いまがきらいとかではなく、ほんとに、傍から見て異常なかんじで追っかけていたなと振り返って思うなあという意味での、好き)、好きと言うかなんというか、崇拝みたいなのを包み隠さずしていて、だからほんとうに舞台上にいる加藤さんから目を離さないって無意識に決めてたみたいなんですけど、そんなわたしが、たぶん初めて、舞台上にいる加藤さんの演じる役、つまりはディープさん以外を目で追ってしまったのが、SLAZY初演のブルームちゃんだった。だから、そういう記念からも、ちょうど3年。わたしが、加藤良輔さん以外のひとを見てしまった日からも、ちょうど3年です。当時はすごい「加藤さん以外のひとを見るなんて…許されることではないのに…」って言いながらそれでもブルームちゃんを見てしまっていたから、なんていうか許さざれる恋をしているみたいでした。わたし、たのしそうだなあ。
なんでブルームちゃんにあんなにズドーンと落ちたのか、いまでもちょっとわからないけれど、でもほんとうに初めての経験で、どうせディープさん推しになるだろうと思ってた矢先に無気力おでこ(初演のおでこ最高だよ)に後頭部殴られてそのままおでこのことしか考えられなくなって。不思議だ、出会いって不思議(その後また金髪生意気ボーイに殴られるのでわたしの後頭部はもうベコベコである)。


それから。3年前のきょうももちろんなんですけど、3年前のSLAZYを見たあとの数か月間、わたしずっとほとんどひとりで淡々と感想をツイートしていて、誰と語り合うわけでもなく、ほんとうに淡々と、淡々とひとりでいろんなことを考えていて、さみしい人間だったなって思います。ひとりで「こあらっことはなんなのか?」「ブルームちゃんとディープさんってぜったい過去になんかあったよね」「あっ兄弟!?兄弟か!?」って呟いてたの、わりといい線いってたと思います。あと「ブルームちゃんがなんかお薬飲んでた…しんぱい…;;;」とも言っていて、そっちはあんまり心配しなくていいよと声をかけてあげたいと思います。こういうの全部、ひとりでず~っと考え込んでいたので、3年前の自分がいまの自分を見たら386仲間の多さに「うそでしょ!?」って大声を上げると思います。ブログもやってんだよって話したら指を差して笑うと思います。恵まれている。まいにち誰かがSLAZYの話をして、SLAZYの話を聞いてくれる世界に生きている。ほんとに、ほんっとうに、しあわせで、どうにかなってしまう世界だと思います。恵まれている。


振り返れば振り返るほど、3年前のきょう、まさかこんな3年間が始まるなんて、思ってなかった。欠片も思ってなかった。たぶんだれも思ってなかったと思うんですけど、でも気づいたら3年経ってたってすごいなあって思います。
ほんとうにすごいし、ほんとうにだいすきなんです。ほんとに、ほんとに3年間ってすごいと思う。よくここまで続けてくれたと思う。ありがとうございます。すきです。とても。ありがとうございます。続けてくれるってすごいことだと思います。ほんとうにありがとうございます。3周年、おめでとうございます。


さいごに。3年前のきょうのわたしへ。
きょうあなたが出会う作品は、今後のあなたの人生を大きく大きく変える、かけがえのない存在になるでしょう。
アルファベットモチーフの物をたくさん集めてくださいね。びっくりするほどお金がなくなるので貯金は堅実にしてくださいね。まわりのおたくは案外こわくないです。いつまでも壁打ちで感想をツイートしていても友達はできません。勇気を出してガーネットカードの交換に向かってください。
きっと、たのしい毎日が3年間ずっとずっと続くので、どうぞたのしみにしていてくださいね。

 


だからね、なにもかも信じられなくて、実感が沸かなくて、どうしていいかわかんないんです。たのしかったなあって振り返ったらちょっと元気になるかなって思ったんですけど、逆効果だったかもしれません。あと2か月とちょっと。もうちょっと。これは何度でも言うんですけどみんながだいすきです。ほんとよ。

【雑記】DDがすきなひとたちに渡す手紙の内容

こんにちは!いろんな意味で怒涛の夏を乗り越えて気づいたら9月!なにもやってない!具体的に言えば書き溜めている記事があるのにぜんぜんなにもやっていない!
ってしてるところにこんなエントリを見かけてしまい、ふむふむなるほどと感激していたら乗っかりだいすき芸人の血が騒ぎ、自分のお手紙クソ野郎(お喋りクソ野郎的な)ぷりもぜひ文章として残しておきたいなと思ったのでちょっと書いてみようとおもいます。

元記事様と、それからそれを元に書かれている記事がこちら。なにか問題ありましたらすぐ消します。

 

 


しかしわたしの場合、そもそもお手紙を書く対象の話からになるんですが、もうほんとうにDDの極みを極めすぎて、あっちこっちにすきなひとがいるので3パターンに分けて書いてみようと思います。三者三様とはまさにこのこと。なのでタイトルも元記事様から変えました。すみません。
ちなみに「若手(たぶん)俳優」「アイドル(本人に言ったら怒られそうだけど便宜上)」「某テーマパークのパフォーマーさん」の3パターンです。ほんとに、現場が違うとここまでやり方が違うんだなあっていろいろしみじみしたので、別々にまとめてみます。

 

①宛名
余裕があるときは筆ペンで書きますが、余裕がないときは本文と同じボールペンでちまっと書きます。シールは貼ったり貼らなかったり。シンプルイズザベストといえば聞こえがいいと思います。


●俳優さん
「フルネーム+様」。「様」だったり「さま」になったりすることもある。特にルールを設けているわけでもないので「さんへ」とかになることもありますが、基本的に距離感がある。距離を保ちたい!
あと番外編ですがアイドルステージとのアレコレがあるときは名前をふたつ書いてたりしました。そのときもやっぱり「フルネーム+様(俳優さん)」「フルネーム+様(アイドルさん)」へ。

●アイドルさん
「フルネーム+くん へ」。対バンのイベントとかのときは他のグループと混ざらないように「グループ名+フルネーム くん へ」。酔っぱらっているときは名前の前に「宇宙いちかっこいい」とかつける場合があります。あとでやっぱり返して…て思うやつ。さいきんネームシールを作ってそれを貼ると楽って気づきましたのでそれを使ってる。

パフォーマーさん
「○月○日の○時に○○の○○に出ていた方へ」。
いやマジでこれで届く。最初のころは疑心暗鬼だったけどマジで届く。わたしの行っているところは名前が伏せられている場合が多いので、こういう方法をとるしかない!知ったときはカルチャーショックを受けました。ほんとに届くのか心配なときは自分の撮った写真を入れておくと確実。


②書き出し
ぜったい「こんにちは」から入ります。どんなときでも「こんにちは」。

●俳優さん
「こんにちは!おつかれさまです。○○上演おめでとうございます!」とかかな。基本的に舞台が上演しているときに書くことが多いので、舞台名を書きます。

●アイドルさん
「こんにちは!毎日暑いけどお水はちゃんと飲んでますか!?」だいたいこれです。寒いときはあったかいスープとかになる。

パフォーマーさん
「こんにちは。突然のお手紙失礼いたします。」ハッこれはクソリプの香り。お手紙はいつだって突然出すわけだからこんなこと言う必要ないかもなんですが、でもやっぱりちょっとこわいのでいつもこう書いてしまう。


③内容
褒めることしかしません。褒めてナンボていうか、プラスのきもちしか言葉にしたくないのでとにかく褒めまくる。褒めて褒めて褒めまくる。
あと下書きを書くということを滅多にしないので、基本はボールペン一発書きです。勢いを大切にしたい。

●俳優さん
舞台の内容について。だいたいこれ。初日の場合は前回の舞台についてとか最近のお仕事について。中日や楽日の場合は今日までの今回の公演について。演じている役の好きなところや好きなシーンや、好きなセリフ好きな曲などなど、とにかく好きなところを羅列。この場面のこういうところの表情がすきですとか。
それからわたしの応援している方は「自分の近況を教えてくれると嬉しい。みんなががんばってることがわかると俺もがんばれる」って言ってくれるお方なので、前半に舞台の感想、後半にはとにかくどーーーーーーーでもいい自分のことを書いてしまってるんだけどほんとにいいのかな。

●アイドルさん
前回のライブについて。たとえば、土曜にライブがあったらその内容についてのお手紙を日曜に出して、翌週の土曜にこないだの日曜のライブについてのお手紙を…という循環。そしてこれも基本は褒めに褒めまくり、最終的には「太陽がとてもきれいでした^^」みたいな自然界への感謝の気持ちを述べ始める。あと急になぞなぞを出します。脈絡もなく急になぞなぞを書くおたくこわいよな。

パフォーマーさん
ショーについてとか、なんか、全体的な印象や雰囲気について。そんなにたくさんお手紙を出すわけではないので、たとえば1シーズン、数か月の総括をまとめてばばーっと書きます。個人宛というより、もうこの季節たのしかったひゃっほいひゃっほいみんなありがとう出会えてよかった神に感謝みたいな謎テンションになる。


④締め
だいたい「長くなってすみませんでした」って謝っている気がします。学習しません。
一番下には日付、公演名と会場名、名前はハンドルネームと本名をどちらも書きます。基本、こちらが郵送で送るとき以外は住所は書かないとおもいます。

●俳優さん
「次は○○の舞台ですね!たのしみです!」とてっも無難に。たいてい次のお仕事が決まっているので、そのことについて触れて、またそのときにお手紙書きます~などと予告をしておいて、終わります。一時期次の仕事が不明だったときはまたどこかで…みたいな終わり方をしてしまったので、次が決まっていた方が気が楽です。
毎日お手紙書いてた時期(後述)は「続きはまた明日」とか書いてました。こえーな。

●アイドルさん
やはりこちらも「次のライブ・イベントで~」とかで締めます。ツアー時期は毎週末ライブがあったりするんで「また明日」とか「また来週」とかになります。「また明日札幌で~」とか普通に飛び出します。あとなぞなぞの答えをいちばん下に書いておく。

パフォーマーさん
「次どこで会えるかわかりませんが、会えたときはまたたのしいステージになるといいなと思います」みたいな。でもほんといつ会えるかわからないので、こんなかんじでぼやっとなります。また同じ場所で会えたらいいよね。うれしいよね。そんな希望も込めつつ。


⑤手紙を渡す頻度
本当に筋金入りのお手紙クソ野郎なので書くチャンスがあったらすぐ書いてしまいます…すまない…。

●俳優さん
ひどいときは毎公演書いてました。全通した舞台でも毎公演書いてた。いっぺん、マチソワ間でも書いた。とにかく書きたくてしょうがなくて、感想をぶつけたくてしょうがなくて、申し訳ねえなとおもいます。いまは落ち着いているので、ひとつの公演について一度か二度くらい。初日に書いて、楽に書いて…くらいでちょうど。

●アイドルさん
現場ごと、です。先ほども触れましたが、毎週ライブがあるときは毎週書いてしまうし、毎日ライブがある期間は毎日書いてしまう。3連休とかで3日間連続ライブがあれば、3日間連続で書いてしまう。ごめんなさいと思いつつ、やめられないので中毒なんだと思います。

パフォーマーさん
シーズンごと。例えば春だったら、春のイベント中~終わる前に。終わったあと出しても、万が一辞められてると届かないかもな…と勝手に思ってるので(真偽はわかんないです)、終わる前に出そうとは決めてる。1シーズン中に2度お手紙を出したときに本人から「なんで2通出したの?」って言われ、何度も出すってのはわりと珍しいタイプなのかなと思ったので1シーズンに1度にしようと決めました。


⑥手紙の量
共通して長めだと思います。気が遣えないんだなあ。だから書き始めには「長くなると思います」書き終わりには「長くてごめんなさい」って注釈つけとくことが多いです。

●俳優さん
基本3枚。多くて4枚。書きたいことが溢れてもなんとかして4枚に留めるようにはしてます。

●アイドルさん
基本3枚。多くて8枚。8枚…。分厚すぎて封筒をシールで留めるときに留まらなくてホント申し訳ない申し訳ないと思いつつ8枚…。

パフォーマーさん
3枚。3枚以上書いたことない気がする。


⑦手紙の種類
かわいい便箋とか見ると買ってしまいますね?どうしようもないですね?あととにかく書きまくってしまいますので、便箋がなくなって封筒が余ってしまい、いつも困っています。
変な便箋がめっちゃすき。自分でマスキングテープで~とかはぜんぜんやらないです。それより変な便箋を探すのに必死。
あとね、最近気づいたんですけど、罫線が入っていない便箋にしたら文字ちっちゃくしてたくさん書けるじゃん!!!!!!って気づいたのでたくさん書きたいときはそれにつめつめ書いてます。

●俳優さん
家にあるやつ。舞台公演に合わせた雰囲気のやつがあるときはそれを。アイドルにはメンバーカラーを。

●アイドルさん
家にあるやつ。前はメンバーカラーの封筒とか探してましたが最近なんでもいいなってきもちに。

パフォーマーさん
公演に合わせたものにすることが多いです。春なら春。秋なら秋の便箋。頻度が少ないので、ちょっと高いものを…とか考えてしまったり、凝ったものにしたりというのが一番多いのがこの現場。


番外編:手紙のわたしと現場のわたし
お手紙を読んでくれたあとに「ほんとに同一人物?」って言われて、あっ自分って全然ちがうんだ、って実感しました。でもたしかに言われてみれば、現場でのわたしは「たのしかった…かっこよかた…たのしかった…えっ?たのしかった…」しか言えなくなるbotになるんですが、お手紙になるとそれはもう、そりゃあもう申し訳なくなるほどに饒舌になるので、たしかにどちらのわたしも知っている人からすれば「別人だな」って感想になるんだろうなと。最近の気づきです。このブログとかTwitterとかでもそうなんですが、やっぱり文章を書くのがすきだし、文章はちゃんと頭で考えてからことばにできるから余裕が生まれるのでいろいろ書いてしまうのですかね。オフ会のわたし「ほんとうに…推しが…かわいい…」しか言わなくなるからね。
だから手紙と実際の現場の自分が違うねって言われるのはまあ反省も多々ありますがそれでもお手紙でちゃんと言いたいこと言えてるし受け取り方はどうであれ手元に届いてんだからよしとするか~みたいなきもちになったのでよかったなとおもったし、この世界にお手紙というツールがあってほんとによかったなとも思いました。感想を言語化するのってほんとにむつかしい。かといって「手紙だとすごいのにこうやって直接話すとほんとうに語彙力ないなあ」って笑顔で言い放つのが許されるかというとそうとは限らないんだぞ。あとお手紙の気に入った箇所を暗唱してくるのもちょっとタンマ、ってなります。読み込んでくれてありがとうの前にちょっとタンマ、ってなります。そう、お手紙のお返事って基本求めてはいないんですけど、でもどういう形であれもらえたときはあ、ちゃんと届いたんだーって、うれしくてしょーがなくなりますね。真顔で「8枚あったな…」って言われたときは大声で「ごめん!!!!!!!!」って叫んだ。

そんなかんじ。現場で摂取したたのしいとか好きって感情を表現させてくれるお手紙という存在、ほんとうにありがたいしほんとうに重宝しています。

 

終わりに。
なんていうかそんなに愉快な人間でもなかったのでふつう~の感じになってしまいすみませんでした。あっちなみに下書きなし一発ボールペン書きなので、出したお手紙の内容をすぐに忘れます。ので、ぜんぶ写真に撮っておいてます。スマホのフォルダの中に「お手紙」っていうのがある。見直すことはあんましないです…。
これからものんびりお手紙ライフを楽しもうと思っております。お手紙書くのってたのしいんだろうなあ、だからやめらんないんだろうなー。やめらんないですねー。たのしかったです!ありがとうございました。

これまでのSLAZYあれこれ ※1~4のネタバレあるよ

こんにちは!SLAZYのある世界に生きるみなさんこんにちは。SLAZYのある時代に生きるみなさんこんにちは。SLAZYを楽しんでいますか?

ところで、今作の「CLUBSLAZY~Another world~」が人生SLAZYだ、ですとか、1は見てたけど久々に見る、ですとか、そういうお方はいらっしゃるでしょうか。
実は今回の「CLUBSLAZY~Another world~」は、過去の作品を知っていると「ウオー!チクショー!」「ウワー!好きだー!!!」ってなる箇所がいくつかあるので、なんていうか、その「ウオー!」「ウワー!」を少しでもお届けしたいなと思いまして、今回、ばたばたと記事を更新することになりました。

SLAZY導入記事はこちら!これよりもさらにどっぷりネタバレかましていきます。

 

 

ksrh16.hatenablog.com

 

 


※上演中の「CLUBSLAZY~Another world~」に関するネタバレはありません

※過去の作品(1,2,3,4、ラブスレ)に関するネタバレだらけですのでご注意ください

 

 


●SLAZYについて

大都会の片隅にあると言われている謎のお店、SLAZY。そこでは毎晩男たちが歌い踊り、ガーネットカードという招待状を手にした女性たちの悲しみを癒している。
そんなSLAZYで働くのは、レイジー、ミスティック、ニュージャック、といったようにそれぞれの役割を与えられた男たち。

レイジーは選ばれたたった5人のパフォーマー。ソロステージを与えられ、スポットライトを浴びる権利を持っている。上から順番にトップエース、セカンドエース、サードスター、フォーススター、ファイブスターと呼ばれ、その順位は支配人の独断で決められている。現在トップエースのアクトは不在、セカンドエースはブルーム、サードスターがクールビーンズ、フォーススターがディープ、ファイブスターがエンド。時代によってこのレイジーにつくパフォーマーは変わるので、過去には様々な人間がトップエースを経験している。

ミスティックはSLAZYの裏方担当、何でも屋。デッキブラシや雑巾を持って掃除をしたり、ペンキのようなものでどこかを塗っていたり、パフォーマーたちの衣装の管理などもしている。大半のミスティックは帽子を深く被っていて、顔がよく見えない上に喋らない者ばかりなので、パフォーマーたちは彼らを個人名ではなく「ミスティックたち」と呼ぶことが多い。しかし本当は彼らにも名前があり、それは「ミスティックナンバー」と呼ばれている。たとえば8、9と言った番号や、100や5万という数字を名前として持つ人物もいるとのこと。全体で何人いるかは不明。謎の多い役職でもある。

ニュージャックは見習いのパフォーマー。ソロステージを与えられるレイジーを目指して日々修行している。やることは主にレイジーのサポートやバックダンサーやバックコーラスといったこと。以前バーカウンターでお酒を作っている描写もあったのでそういった仕事をやらされることもあるのかもしれない。多くのニュージャックは先輩がそれぞれ「教育係」として面倒を見ていることが多く、その先輩らに学びながら成長をしていく。どちらかというと自由でなんでもアリなレイジーと比べると、縦社会で厳しい印象。


っていう、ここらへんの階級とか関係性を知っておくとたのしいかな~っておもいました。


●アクトとアイボールについて、そしてその関係を知っている周囲について

初演の「CLUB SLAZY」において、アクトさんは寡黙でストイック、そして完璧主義者のトップエースでした。初演は店の外から遠藤という青年がやってきたところからお話が始まるのですが、遠藤がSLAZYに来た時点で、5番手のファイブスターの席は空席。実はそこにかつていた「アイボール」というパフォーマーは、アクトが追い出した、という話をされ。アイボールはアクトが教育係を担当していて、みっちりしごかれ育てられていたとのこと。けれどもあるときそのアイボールが店を出て行ってしまい。
っていうところから1が始まるのですが、終盤に実はアイボールは外の世界で恋をして、それを知ったアクトさんが背中を押してあげた~みたいなことをブルームたちが暴露して。そしてまたアクトさんも、自分探しの旅に出る、と言い残し、店を出て行く…といったお話が1でした。

ちなみに、そのことを知っているのはブルーム、クールビー、ディープ、エンド、グラフ、フライ、ジーズなど。アクトさんを見送ったのはブルーム、クールビー、ディープ、のレイジーたちでした。いつか泣けるような愛を話してやる、と言い残して去って行くアクトさんを見送る、サヨナラという楽曲。最後に支配人ジーズが掲げるガーネットが静かに光、1は終演します。

っていうのを知ってると、今回戻ってくるアクトさんと、そしてアイボールのことがわかりやすくていいと思います。アイボールのことをディープさんやグラフも知っている、ということもわかっていたほうがたのしい。


●我らがクールビーンズさんについて

CoolBeans。冷えた豆…ではなく、最高、という意味の名前を持つ、SLAZYのサードスター。かつてはオッズさんという先輩に育てられ、今はグラフとフライを教育するという立場にあるこのお方は、小さいながらもパワフルで、そしてなによりご自分のことがだいすきでだいすきでたまらない、マシンガンナルシストとして店に君臨し続けます。
基本的に自分がオンリーワンでナンバーワンだと思っているのでいつだって虎視眈々とトップエースの座を狙いに行っているのですが、けれどもトップがやる気がないと自分も本気でトップを狙いに行かなかったり、なにか様子がおかしいパフォーマーがいたらおせっかいを焼いてしまったりと、面倒見が良くてほんとうは店や仲間想いで優しすぎる、というような一面も見せます。ほんとにね、いい子なの…。
古株なのでいろんなことを知っているのもポイントだったりして。アイボールのことも知っているし、ディープとドゥーパップが兄弟だってこと(後述します)も知っている。けれどもいつだってマシンガンでぶいぶいかっ飛ばしてます。かっこよいお人です。

ちなみにそんな彼を神のように慕っているのが彼に教育をされているフライとグラフ。今回フライもまた作品には出てきませんが、普段はフライとグラフふたりで、クールビーさんを崇めてどこまでもついていきます~!と宣言しているかわいい後輩です。


●不在の支配人ジーズと代理支配人オッズについて

2で初登場したオッズさん、7年前のセカンドエースで、何事も計算と確率で解答を導き出してしまうような頭が切れる美しくて麗しいお方。彼は7年前はまだニュージャックだったクールビーの教育係でもあり、そして当時のトップエース、キングを支えた人でもあり。彼がランウェイを歩くとね、めっちゃいい香りがするんですよ。ドキドキしちゃうね。
しかしラブスレ2にて、そのオッズさんがどうやらただの麗しく優雅なお人ではない、ということが判明します。なんかめっちゃ自分大好きで「美しさと儚さを掛け合わせて透明感で割ると俺様になる!!!」とか言い始めてしまって。あれっ!?こいつ、クールビーの先輩なだけあるぞ!?と気が付かされ。
そしてそして4にて再登場したオッズさんは、かつてのセカンドエース、としてではなく、代理支配人として店に戻ってきます。

なぜオッズさんが代理支配人としてお店へ来たのか。それは正式な支配人であるジーズさんが、店にいないから、という理由があります。支配人ジーズは作品の順で言うとラブスレ2から4にかけて不在。なぜ店にいないかというと、最初は「サンクスジーズデー」という半年に一度の眠りの日、と言われていたのですが、実はそうではなく、オーナーXの動向が怪しいと踏んで、彼のことを探るために店の外へ出向いているというわけで。

なので、ジーズさんに指名されたオッズさんが、支配人の代理として店をまとめている…のが現在のSLAZYの状況と言うわけです。ナルシストで自分大好き、俺様何様オッズ様なオッズさんだけれど、だれよりもやさしくてそしてなによりパフォーマー想い。4では衝突していたグラフとフライのことを気にかけ間に入ってあげたり、とにかく実は自愛に満ちたとんでもなく深いお方ですオッズさんも。

ちなみに、支配人という立場になると自分自身を支えてくれる「自分自身」である「影」が見えるようになります。ジーズさんには元からその影がいて、ジーズさん不在の間もその「影」が店に残っていたり、自由に動き回っていたりしたのですが、オッズさんも支配人という座についた瞬間に「影」が誕生?見えるように?なり、「影」といっしょに行動をしています。Qちゃん曰く、オッズさんに似て、麗しく気高い「影」とのことで、4ではくるくる回る姿や香水を振りまく姿などが見受けられました。


●8と9とJr.について

ミスティックにはそれぞれ番号が振られていて、その中の「8」と「9」というミスティックが4では登場しました。

ま、ぶっちゃけるとその「8」は「ブルーム」で「9」が「Q」でした~。っていうのが、4のお話なんですが。

今はレイジーとして活躍しているブルーム。実は8年前はミスティックの「8」として生きていて、そして「Q」ならぬ「9」がその相方で。二人は光の当たらない世界で裏方として生きていました。
番号が若い8は9よりも先輩。いつも完璧な8と、髪型にこだわって被らなくてはいけない帽子を被らない9。死にたがりな8と、いつでも冷静な9。ふたりは相方のような関係でしたが、8がブルームとなり9の隣からいなくなったことで、彼らは離れ離れになります。

一方、8と9がミスティックをしていたときに店にやってきた少年がひとりいます。それが「Jr.」という名前をつけられた、史上最年少のミスティック。彼はもともとはSLAZYの外の世界?にいたようで、そこで一緒に行動していた兄=ドゥーバップがガーネットカードを手にしてSLAZYに招待されたのについて来て、そのままミスティックとして店で働くことを許可されます。

ま、ぶっちゃけるとその「Jr.」は「ディープ」でした~。っていうのが、4のお話なんですが。

Jr.はミスティックとして、8と9に育てられます。史上最年少で生意気真っ盛り、真面目に仕事はしないでいたずらばかりしているJr.を叱ったりなだめたり、時には優しく語り掛けたりと8や9(描写があったのは主に8)が相手をしていくうちにJr.はだんだんと素直な子になっていきます。

そんな彼らの遊びと言えばしりとり。Jr.はモノマネが得意でしりとりが大好きだったので、8にしりとりしよう!と声をかけては二人で横に並んで、「こあら!」「らっっこ~ん…」と、ずっと「コアラ」「ラッコ」を繰り返すだけの、永遠に終わらないしりとりをしていました。このしりとり永遠に終わらないよ、と8に言われたJr.は「終わらなくていいよ」とも発言しています。8との時間がだいすきだから、このままずっと終わらなければいいのに、と。ちなみにこの「らっこ~ん」の言い方がおもしろくないとJr.は怒ります。

このしりとりは実は1からずっとあるネタでして、1ではブルームとディープが、店にやってきた遠藤を歓迎するため?暇つぶしのため?にいっしょにしりとりをする~というのがあり、そのときもやっぱり「こあら!」「らっっっこ~ん…」と発言するふたりなのでした。そう、ブルームとディープは、あのころの8とJr.のように、いまでもしりとりを続けているんです。続けているんです。ずっと。

しかしここで大事なことがひとつあって、ブルームはかつてのJr.がディープになったことを「知っている」のですが、ディープはブルームがあの頃の8だったということを「知らない」のです。知らないんです。知らないんですよ!!!ブルームは、ずっとディープの隣でしりとりをしているのに、真実を話してはあげなかったんですよね。真実を話さない上で、ショーステージでは「あなたは知らない」というタイトルのソロ曲を歌って、「あなたは気づかない」という歌詞のところでちらってディープさんのこと見るんですよね。そして、なにも知らないディープさんは、微笑み返すんですよね。そんなのってないよ。
ディープさんはディープさんで、8が急にいなくなったと思っていて、それは自分のせいなのかななどと零すシーンもありました。ミスティックだったJr.がパフォーマーのディープになった理由は、兄であるドゥーバップがソロステージをもらえる立場のレイジーになる前に店を辞めてしまったため、兄の叶えられなかった夢を俺が叶えてやるよ!と言ってレイジーを目指しているようなのですが。大事なステージに向かう前に、8にも見てほしかったなあなんて言うディープさん、そんな彼のために扉を開けてあげて微笑むブルーム。そんなことってあるかよ~!くそ~!

そして、この彼らの関係性をすべて知った上でなにも言わないのが9ちゃんであり、Qちゃんです。
彼はかつての相棒であった8がブルームとなったことも知っているし、そのことをブルームに話したりもする。貴方が自分の相方をやめて勝手にいなくなった、とブルームを責めているような発言だってする。一方でディープさんがJr.だったということも知っていて、ディープさんも9ちゃんのことはわかっているので、8の話をQちゃんにしたりもする。けれど、その8が実はブルームさんなんですよ、とは、言わない。
全部わかった上で、発言をせずそっとふたりを見つめているのが9でありQなのです、というのが、4でわかりまして。

三者三様の想いが詰まってるのがこの8と9とJr.で、ブルームとQとディープなんですね…。たぶんだけど、知ってるのも苦しいし、知らないのも苦しい。みんな側にいるのに、8年前とはなにもかもが変わってしまっているんだなと思うと…。うう。

ちなみになんですが、わたしは彼らが3人で歌うRCLという曲がだいすきです!一度きりのライフ、これでもいいのかい。ミスティックの世界は楽しくてさいこうだ。

 

●まとめ
知っておくとたのしいところはここらへんかな…ていうか、自分が過去作を見返して、あ~ここがすきだなって思ったところをざっとピックアップしてみました。毎日スレイジー、たのしい。

しかしこんな文章読むよりも映像見た方が一発でウオー!ってなるとおもうので、もしお時間ある方はぜひ過去の作品も見てほしいですね!個人的には1か4を見てほしいですね!AW前には4おすすめですね!4いいと思います!ぜひ!!!


ほんとうに、いままさにSLAZYがこの世界にあると思うと、うれしくてしあわせで仕方がないです。この世に生まれてきてよかった。ほんとによかった。AWの感想は、公演期間が終わってからまたゆっくり書きますね。
どうかどうか、貴方も、すてきなSLAZYライフを!

初めてのCLUB SLAZY~AWに向けて~

CLUB SLAZY ~Anotherworld~
 
[劇作・脚本]三浦香 / 伊勢直弘
[演出]三浦香
[音楽]Asu
[振付]當間里美
[出演]大山真志 / 加藤良輔 / 法月康平 / Kimeru / 東啓介 / 後藤健流 / 長倉正明 / 石坂勇

2016/7/6(水) ~ 2016/7/17(日) 新宿FACE


さてみなさんこんにちは。ことしもまたこの季節がやってきましたね。そうです、SLAZYの季節です。
この記事は、SLAZYってよくわからんけど今回から見ようと思う、とか、気になってるけどふんぎりがつかない、とかいう人向けのSLAZY紹介記事でございます。
これだけ覚えておけばSLAZYの世界観とキャラはいいかな!みたいな超入門編です。SLAZYのことを知らないかたは、ぜひぜひ。

 

◆舞台「CLUBSLAZY」とは
・初演を2013年9月、2を2013年12月に、そして3を2014年10月に上演し、4を2015年12月に舞台から派生したライブを2014年4月、2015年4月の2回行っているシリーズものの舞台。なんやかんやで3年続いてるんですね!?すっげ~!
・今作は「AnotherWorld」と銘打っているため、1~4とはちょっと違ったテイストになるとのこと、らしいですが、基本的には「SLAZY」と捉えてOK、とのこと。
・大都会の片隅にあるというクラブ「SLAZY」を舞台にした歌ありダンスあり笑いあり涙ありの「愛」を主軸にした作品。お話は、そのクラブで起きる出来事と、ショーを中心に進んで行く。
・作中に歌もダンスもあるけれど、ミュージカルではない。あくまで歌は「ショー」を見せているだけ。
・ホストものでもない。
・気づいたら伏線がとんでもなく張り巡らされた、大スペクタクル巨編になっていた感。さらりと軽く見ても華やかで楽しいが、深く考察をしてズブズブ沼に落ちて行くファンも多い。
・あっいやいや!SLAZYは沼じゃない!こわくないよ!


◆SLAZYの世界について
大都会の片隅にあると言われているクラブ「SLAZY」。しかし誰もがそのお店に行けるわけではなく「ガーネットカード」という招待状を受け取った、選ばれし女性のお客様のみがたどり着ける場所で、しかもガーネットカードは深い悲しみを持った女性にしか届きません。
そんな深い悲しみを背負った女性たちがたどり着くCLUBSLAZY、重厚な扉を開けるとそこには客席とステージがあり、そのステージの上ではSLAZYのパフォーマーである美しい男たちが歌い、踊っています。ステージで踊る彼らは、女性たちの悲しみから生まれる「涙」を不思議な石「ガーネット」に溜めていき、代わりに彼女たちを笑顔にして帰す…ということを毎晩毎晩続けていくわけです。

そんなクラブで起きる出来事や、パフォーマーたちの姿を描いたストーリーが「CLUB SLAZY」なのです。


◆キャラクターについて
SLAZYに登場するキャラはみんな個性的で厄介です。そして魅力的です。演じている役者さんは敬称略で紹介させていただきます。()の中は登場している作品で、まずは今回の「AnotherWorld」に登場するキャラから見ていきましょう。

・Act/大山真志(1)
現代のSLAZYのトップエース。ストイックで自分にも他人にも厳しく、完璧でありながら一方で悩みも多く抱えていたレイジー。あのね、ソロ曲が引くほどかっこいいからたのしみにしていてほしい。
1では「愛がわからない」と悩み、葛藤をし、最後には自分探しの旅へと出ました。今作ではその旅の話もわかるとのこと、らしくて。とりあえずは、おかえりなさいアクトさん、って感じです。

・Deep/加藤良輔(1、ラブスレ1、3、ラブスレ2、4)
4番手、フォーススター。飲んだくれの酔っ払いでステージをサボることもあるちゃらんぽらん。一応ファイブスターエンドの教育係。
「浅く見えて実は深い」という自己紹介のとおり、なにか抱えているものがあるっぽい…と匂わせに匂わせ、ついに4でそれを大爆発させた。深すぎる、やべ~よアンタ。この内容についてはぜひに4を見てほしいです。
1ではアクトさんに憧れているような発言や、でもそんなアクトに追いつけなくて悔しいといったようなことも言っていて、アクトさんとのやりとりにも注目ですね。

Graf/後藤健流(1、2、3、ラブスレ2、4)
ニュージャックのひとりでフライと同じクールビーの後輩。字が下手で雰囲気眼鏡と呼ぶと怒る。金髪がまぶしい。3や4でいろんなひととぶつかりながらも、ちょっとずつ成長していくグラフが見られたので、うれしいです。
グラフはとにかくダンスがドチャクソうまくてほんとにびっくりするくらいうまくて見とれてしまいます。今回は会い方であるフライや、師匠のクールビーさんがいないのですが、グラフひとりでがんばるのでしょうか…?が、がんばれ…!!!

・Q/法月康平(2、ラブスレ1、3、ラブスレ2、4)
通称「Qちゃん」。SLAZYの裏方を担当するミスティックという階級の人で、なにからなにまで謎だらけでつかみどころのない人物。出る度にとんでもない爆弾をぶちまけていくのですが、4も勿論すさまじかった。すっごかったの。
初見の人用にSLAZYとは?というお話をしてくれる役割も担っているキャラなので、Qちゃんのお話にはぜひ耳を傾けてみてくださいね。

・X/石坂勇(3)
Xさま。Xから始まるそのまま~~~~えっくす!もしくはSLAZYの門番。高笑いがこわい。
その正体は実は支配人より偉い「オーナー」という立場。しかしお店にはぜんぜんおらず、普段は刺激を求めて外をふらふらしているとのこと。刺激のためならなんでもしちゃうような危険な人物。さて、今回はどのようにSLAZYを引っ掻き回してくれるのでしょうかね?

・EyeBall/長倉正明(1…?)
アイボール、アクトが見つけた5つ星。ということで、今回のダークホース、アイボールです。実は名前だけは1にすでに登場していて、そのときはアクトがアイボールの教育係で、アクトが面倒を見ていた、けれども外の世界で恋を知ってしまい、店を出て行った…というように紹介されていました。
ですので、アクトとなにか関連がありそうですし、今回の鍵を握っている気がしますね。あと、ディープとは居残り掃除組だったなんて話も。

・V.P/Kimeru
新キャラです。ジャケットの裏側は薔薇柄。ダンスがうねうねしているとの噂。名前になんかありそう感がやばい。

・Will/東啓介
新キャラです。えっもしかしてその胸の羽は…????アクトとはもちろん、V.Pとの絡みもありそうです。とのこと。

・Juke、Jasper、Hop、I-ght
そして忘れちゃいけないニュージャックの皆様。人間離れした動きをする皆様にぜひご注目ください。


★ここからは、知っておいたほうがいいかもっていう、これまでに出てきたキャラのご紹介です。

・Bloom
現代のセカンドエース、かつ代理トップエース。アクトが旅に出たあと、代理として店で働く。いつでも無気力、やる気はなくて、めんどくさがり、サボりがち、幽霊に憧れている。けれど、ほんとうは………。

・CoolBeans
最早この男抜きではSLAZYを語れない、そんなお人。ミスタースレイジー、クールビーンズ様。冷えた豆。俺様でいつでもかっとばす、熱すぎるお人。アクトのことをライバル視している面も。
SLAZYには8年前からいる古株で、サードスターとして活躍。今回は不在ですが、クールビーもサードスターではあるはずなので、きっとお話に名前は出てくる、はず!

・End
現代のファイブスター。1では「遠藤」という名前で外からSLAZYに迷い込み、そのままパフォーマーとしてお店で働くことになってしまった、たぶん常識人。
1で遠藤とアイボールが比較される描写があったり、一応ディープが教育を担当していたりするので、かかわりがあるかも、です。

・Fly
見習いニュージャックのひとり。あなたと一緒にフライハイヤー!!!グラフの相方、みたいな扱いをされていますが、今回はいません。グラフを置いていったいどこへ…?

・Odds
かつてのセカンドエース。みんなの先輩的なポジションで、現代ではOBがつく役職である「キングダム」に所属しています。面倒見がよくて計算が得意でどうしようもないナルシスト。テンションのアップダウンについていけないこと間違いなし!

・Zs
おジーズさん。SLAZYの支配人さま。三度の飯よりとにかく寝ることがだいすきで、ちゃらんぽらん…に見えるけれど、けれど、パフォーマーのことをいつだってよく見ていて、気にかけている、優しいお人。
支配人なので、お店のお話には、きっと、関わって、ほしい!(願望)


まだまだ魅力的なキャラクターに溢れていますが(敢えて押しを紹介しない勇気)、あくまで入門編なのでここらへんで…。ひとりでも多くのキャラの名前が頭に入っていた方がぜ~ったいたのしいので、ぜひ、アルファベットだけでも気にしてみてください!


◆いままでのSLAZY

・CLUBSLAZY 初演

 

Club SLAZY [DVD]

Club SLAZY [DVD]

 

 


2013年9月上演。
SLAZYの自己紹介話。SLAZYの顔見せ的な、長いシリーズの導入となる、世界観やキャラクターの紹介も兼ねた「お披露目」要素も強く出ていた作品。

SLAZYにはX-24-7という特別な座席があり、ここにはその日いちばん深い悲しみを背負った女性が座る、という決まりがあり、その席は毎日必ず埋まっています。しかしある日、そのX-24-7の席番号が記されたガーネットカードを手にした遠藤という男がやってきて、さらに10年前に店を出て行ったかつてのトップエースが帰ってきたことでSLAZYに激震が走り…。本当の愛とは、そして別れとはなんなのか。かっこいいはずの男たちがうじうじしたり悩んだりして、それでもちょっとずつ前を向いて歩いていくストーリーでした。

ちなみに、なんですが、この初演は今回の会場と同じ、新宿FACEで上演されていました。帰ってきたんですね~。おかえり!おかえりおかえり!

・CLUBSLAZY2

 

Club SLAZY The2nd invitation [DVD]

Club SLAZY The2nd invitation [DVD]

 

 


2013年12月上演。
SLAZYに裏があるとわかる話。過去話がメインとなる構成でした。SLAZYとはなんなのか、そしてそこで働いているパフォーマーたちにはどんな過去がありどんなことを考えているのか。そんなことが少しずつ紐解かれ、一方で新たな謎もたくさん生まれた、そんな作品です。


今から7年前のこと。伝説のトップエースが謎の失踪をとげました。その理由やそこに関わった人たちの想い、それからその過去をある人は乗り越え、ある人はずっと引きずったまま、現在のSLAZYにかつてのメンバーが集まってきます。1よりも少しシリアス要素や謎解き要素が増え、重要らしい設定やいかにも謎を背負い込んでいるキャラクターも新しく登場して、シリーズの話が少しずつ動き始めました。
ここだけ見ると「?」ってなるひとが圧倒的に多い作品でもあるので、どうかDVDで過去作をチェックする方は、1を見た後に2を見てほしい。


・CLUBSLAZY3

 

Club SLAZY The3rd invitation [DVD]

Club SLAZY The3rd invitation [DVD]

 

 


2014年10月上演。
SLAZYが前に進みはじめる話。ショー要素の強かった初演と、謎解きや回想を盛り込みストーリー要素の強かった2のいいところを合わせたような絶妙のバランスで成り立っている話でした。みんなスレイジーだいすきなんじゃん!!!!!!!って見終わった後にキレる作品。

代理トップエース、ブルームの失踪。オーナーの帰還。そして謎のコンビ、リドルとレティによる道場破りに揺れ動くSLAZYとパフォーマーたち。誰のために、なんのためにステージに立つのか、いったいどうして自分たちは歌っているのか、自分たちがこの店にいる理由はなんなのか…そんなことを考えながら、彼らが前を向いて、歩きはじめるまでのお話でした。個人的には、ここからがスタートって感じたんですが、果たして。


・CLUBSLAZY4

 

Club SLAZY The 4th invitation~Topaz~ [DVD]

Club SLAZY The 4th invitation~Topaz~ [DVD]

 

 


2015年12月上演。
SLAZYをひっくり返した話。今までのすべてをぶち壊して、すべてを再構築させた衝撃作。観れば観るほど深みにはまって、観れば観るほど涙が流れるポイントが変わるという恐ろしすぎる作品でした。


8年前のこと。SLAZYに招かれた謎の兄弟。8年前のこと。クールビーンズの原点。8年前のこと。8と9という、ミスティック。これまでのSLAZYに、いったいいくつのヒントが散りばめられていたんだろう、いったいどれだけの意味があったのだろう、と鳥肌が止まらなかったです。あなたは知らないんだなあ。そして同じくらい散りばめられる謎と謎。あれっ気づいてしまったけど話進んでないじゃ~ん!?


・LUVSLAZY1、LUVSLAZY2

 

LUV SLAZY II PLAY BUTTON (LIVE盤)

LUV SLAZY II PLAY BUTTON (LIVE盤)

 

 


2014年4月と、2015年4月にに開催された夢のライブ。通称ラブスレ。お祭り騒ぎ。
SLAZYってストーリーだけでなく華やかで豪華な曲たちも見どころなわけなのですが、ラブスレではその曲だけ、曲だけをずっとやる!なんだそれ、お祭りだ。ただ、曲をだらだらやるだけではなくて、特に2はストーリー仕立てになっているところもあり、当然のように伏線とか張ってきたのでびくびくしながら見ていました。映像化してほしいね。SLAZYの番外編、と言ったところでしょうか。


そして今回の「AnotherWorld」は、いままでのSLAZYとはちょっとテイストがちがう?でも、SLAZYであることは間違いない、そんな作品になるようで。


◆覚えておきたいSLAZY用語

・レイジー
SLAZYにいるメインパフォーマーのこと。最大5人までしかなることができず、その5人もトップ、セカンド、サード…と順位がつけられています。レイジーになるとソロステージをもらうことができ、立場も偉くなります。

・ミスティック
SLAZYの裏方を担当するひとたちのこと。しかしその正体は不明。ミスティックは「ミスティックナンバー」という名前を持ち、数字で互いを呼び合っているようです。掃除をしたりご飯をつくったり、何でも屋なミスティックは謎が多い存在でもあります。

・ニュージャック
レイジーを目指すパフォーマーのこと。見習いがつく役職で、SLAZYに来たばかりの人間はここから特訓を始めることも少なくありません。先輩であるレイジーにパフォーマンスの極意を教わりつつ、主にバックダンサーをつとめています。

・キングダム
かつてSLAZYで活躍していた人たちが、お店をやめると所属するのがこの階級。SLAZYは以上4つの階級から構成されています。

・ガーネットカード
深い悲しみを背負った女性の元に届くSLAZYへの招待状。席番号が書かれており、それがないとSLAZYへ来ることができません。

・ガーネット
女性たちの涙を溜めると光るという不思議な石。トップエースだけが持つことを許されており、逆に言えばこれを持っていることがトップの証となります。今回ガーネットを持つのは、誰でしょう?

 

 

●まとめ
とりあえず見たらきっとたのしいとおもうよ。

もっと深く知りたい~ってひとは是非にDVDなどでいままでの作品をさらっていただけますと、雰囲気や空気感、テンポなども伝わりやすいと思います。
そんな時間ないよ!ってひとは、是非にいままでのわたしのブログ読んでください!!!!!!!宣伝!!!!!!!!!! 1~4までのネタバレを含むので、そこらへんはご注意。

 

ksrh16.hatenablog.com

 

 

ksrh16.hatenablog.com

 

 

ksrh16.hatenablog.com

 

 

ksrh16.hatenablog.com

 

 

ksrh16.hatenablog.com

 

 

ksrh16.hatenablog.com

 


とにもかくにも、もうすぐSLAZYが始まってしまいますね。楽しみなんて言葉じゃ言い表せない、どうしよう、無駄に部屋の中をうろうろ歩き回ってしまいますね、どうしよう!
読んでくれてありがとうでした。あなたにもすてきなSLAZYライフが訪れることを願って。


あとね!どうでもいいんだけど初日の7月6日はわたしのお誕生日なの!!!!!!!!!!!!!!!!!!誕生日すれいじ~とか、こんなしあわせこの世にあります!!!!!!!!!!!!!!????????????????????


※この記事は3、4前に作ったSLAZY紹介記事を元に作成しました。

【感想】2069

劇☆男 第7回公演『2069』
2015/6/22~26 TACCS1179


2069観てきた。観てきた。観てきた!!!!!!!!
正直まだ考えがまとまってないので果たしてまともな感想が書けるか謎なのですがとりあえずこのきもちを文面にしないことにはやっていけないのでとにかく文章をつくろうとおもいます。よかったらぜひ聞いてください読んでください。


●2069とは
スターダストプロモーション所属の俳優集団、劇☆男の第7回公演。ちなみに、劇☆男には、若くてかっこいい男の人がたくさんいる(偏見)。

時は2069年。時代はデジタル化が発達していた。なんでもデジタル、機械へと移り変わって行く中で、人間は次第に感情も忘れていき、若い子供たちはどんどん感情の起伏も薄くなっていくようになった。
その現状に反発をする人々は音楽に、ライブに自身の「叫び」をぶつけ、表現をし、犯行をしていた。しかしそんな彼らを弾圧するために「ライブ禁止令」という法律が出来上がる。ライブをするのも、生演奏をするのも禁止し、見つけた場合は捕えられてしまうことに。
また、このころ、FCチップというチップが開発され、これは人間をコントロールすることに使用された。罪を犯した者や政府に反抗的な態度をとった者にはそれらが埋め込まれ、彼らは強制的に「ヒューマノイド」として働かされることになっていた。

そんな時代において、エンターテイメントはもはや人間のものではなく、機械で作り出されるものに変ってしまっていた。音楽をするためのヒューマノイド、通称「ミューロイド」がいつでも笑顔でエンターテイメントを提供するようになり、生演奏は封じられる。
そんな「ミューロイド」のグループ「ガーネット」と「クロウ」の面倒を見ている人間がひとり。それが本作の主役、片桐亮(演:大橋典之)である。

亮は5年前に交通事故に遭い、意識不明の重体で生死をさまよったのちに、FCチップやミューロイドなどを製造、管理している「FUGA」という会社で働いている。担当しているミューロイドグループの「ガーネット」「クロウ」のメンバーたちや、同じ会社で働く隆一(演:島田惇平)、隼人(演:伊藤波羅馬)などと一緒に、それなりに平穏な生活を送っていた。

しかし、そんなミューロイドグループの「ガーネット」のメンバーの一人「ミサオ(演:山下竜輝)」は、自分は実は「ミューロイド」ではなく「人間」であるとモノローグで語る。なぜミューロイドの振りをしてこんなところにいるかというと、それはある人を探すため、そして5年前の真実を知るためである、とも。

ヒューマノイド、ミューロイド、ロボット、そして人間。それぞれの思惑、それぞれの人生が交差し、物語は進んでいく。

 

…的な。もうね、まとまんね~~~です。これ、お話ぜんぶまとめようとしたら1週間くらいかかってしまう。ほんとにね、文面だけでこの複雑な展開伝えきれないの、ほんとにね、なんかもう、見て…?本日最終日か。じゃあ、再演、して…?頼むよ…。
まあ、さらっと読んでいただければわかるんですけどわりとありがちな設定なんですね。近未来、機械化、チップで管理。うん。エンターテイメントの禁止、ヒューマノイド。うんうん。でも、その要素が、とにかくモリモリなんですね。実は…実は!実は!!!みたいなのがめっちゃ出てきてちょっと待ってくれ~~~!!!!まだ脳が追い付いてねえ~~~~!!!!って一時停止を要求したかった。けれど、一時停止できないのが舞台のいいところであるとこんなにも実感する作品も久々であった。何が言いたいかって言うと好きだってことだよ!

基本的にお話は主人公(だよね!?)の亮と、それからもうひとりの主人公(ですよね!?)のミサオ中心に進んで行きつつ、ミューロイドたちのお話もありつつ、そして人間サイドの混沌とした愛憎もありつつ、ほんとにね、盛りだくさんだった。5時間くらいの長編見ている気分だった。終わって時計見て「たったの2時間しかやってないんすか!?」って叫んだ。


●キャラクターがずるい
ずるいんだわ~、ずるいわ~、わたし、すきだわ~、ずるいわ~~~~~。

まずね、ミューロイドがちょ~~~~かわいいんだわ~~~~、すきだ~~~~、すきだわ~~~~~~~。
ミューロイドとは、前述のとおり、ミュージックヒューマノイド、つまり音楽に関連するエンターテイメントを人間の代わりに行う機械のこと。けれども実態は感情をコントロールするFCチップを埋め込まれた元人間(たいてい、そういう人は元犯罪者だったりする)であるけれど、そういった記憶は一切消去され、新しい、ただの「ミューロイド」としての生活を送っている。感情を制御されているので「憎しみ、嫉妬」といったマイナスの感情は持っておらず、代わりにいつでも天真爛漫に、ニコニコ笑っている個体が多いのが特徴。みんな、亮になついていて、かわいい。
もう、ほんとにミューロイドがかわいくて愛おしくてしょうがなかったです。みんなたのしそうに笑うんだ、にっこにっこ笑うんだ。梅干し食べるために一列になって並ぶんだ。はいかわいい~~~~~。基本マイナスの感情がないミューロイドたちはいつも笑っている。悲しいとか、涙とか、そういうのがわかんないから、笑っている。おふくろの味ってどんな味なんだろうね、いつかわかるようになるかなあ、ってニコニコしながら話している。かわいくてかわいくてかわいいほどに、切なくてぎゅってなる、ずるい。
結局ミューロイドはみんな(全員がそうだったかはわかんないんですけどわかったメンバーはみんな)、人間だったころになにかしらの悪いことをして、無理矢理チップを埋め込まれ機械にされてしまったという経歴があるんですけど、その過去も皆忘れてしまっていて、そんなことはなかったように、ニコニコ、ニコニコしている。アイスクリームがだいすきで、遊びことがだいすきで、亮がだいすきで、みんな仲良く、ミューロイドとして生きてる。機械だけど。生きてる。それ見てるだけで切なくてしんどい。最初はかわいいね~、ほのぼの~、だったのに、後半になるにつれ、その天真爛漫さが、なにも疑わずにずっと笑っているその姿が、どんどんしんどくなる。しんどい。切なくて、とにかくしんどくてしんどいな~!ちくしょ~~~!!!ってなる。すごい、ずるい。

わたしの推しミューロイドは、まあストレートに「ケイ(演:石田知之)」でした。もう、いや、ケイちゃんしか~~~です。もう、すき…いやガーネットのメンバーみんなすきでいちばんボロボロ泣かされたのはルーク(演:結木滉星)とアム(演:武井駿)のやりとりなんですけど、でもやっぱケイがとんでもなくよかった。すさまじかった。やさしくって、いつでも笑顔で、妄想癖があって、絵を描くのがすきで、頭がよくって、理科が得意で、いつでも周囲に気を配れて、最高のミューロイドだったとおもいます。ガーネットだとケイだけ人間だったときの経歴がいまいちわからなかったのすごい気になる。彼はなぜチップを埋め込まれたのでしょうか…?


そしてミューロイドだけでなく、人間もまたずるいんだわ~~~~。
主人公の亮は、ほんとなんていうか、愛されボーイであったな…と思います。みんなが動く理由が亮だった。こういうタイプの主人公もいるのですねとしみじみ。結局彼は5年前、「CLEROS」というバンドを隆一、隼人と3人でやっていて、政府に反抗していたのですが、そのライブの最中に銃で撃たれ、そのまま意識不明、そしてチップを埋め込まれ、ヒューマノイドとして生き永らえさせられていた存在だったのですが、そんな彼を守るためにFUGAで働いている隆一と隼人の頑張りとか、そんな彼に固執している一之瀬(演:鶴田亮介 ※Wキャスト)とか、そんな彼に魅せられ一緒に行動を共にする翔太(演:江原蓮)とか、そしてなにより、彼を救うためにやってきたミサオとかは、み~んな、「亮」という「行動理念」があるんですよ。行動の中心に「亮」がいる。もちろん、ミューロイドは亮がだいすきだし。でも、いまいちそれにピンときてない亮さん。うん、いいよいいよ、そういうとこ。
で、やっぱりそう考えると、隆一と隼人の自己犠牲の塊っぷりがもはやすさまじくて。亮を死なせないために、生かしておくために、亮と同じ会社で働いて。亮の記憶が戻ってしまったら亮が処分されてしまうから、記憶が戻らないように、そして感情も戻らないように、常に彼に気を配って。隆一は病気の体でも、隼人は上層部に媚を売ってでも、亮を守るために必死だった5年を過ごして。もうね、すさまじい。愛が、すさまじい。亮くん、すさまじいよ、きみ。

そしてまた、亮が出会った「翔太」という男の子がめっちゃ良くてですね~、とっても良くてですね~、作中でも、これからの未来を作って行くのは君たちの世代だ、みたいな言葉があったのだけど、ほんとうにそのとおりで、翔太は未来の象徴であったと思いました。感情をコントロールされることが、機械に頼ることが当然だと言われている時代に生まれて、それでも声を上げることは忘れるなと、泥まみれの大人たちに語り掛けられ、そして笑うことを忘れないでとミューロイドたちに微笑まれ、だんだんと「叫び」を手に入れて行く姿は、まさに「未来」でした。最後の最後に、絶望しながらも、それでもライブをしたい、ライブをするしかない!と叫んだのは翔太だった。未来だった。ミサオの日記を託されたのも、翔太だった。彼がいるから、このお話は、2069年より先の、未来へ繋がっていくんだなあと。


また、ミサオも、よかった。ああ、よかった。よかったね。さいごまできみは、泣かなかったね。
ミサオは冒頭で、客席に向かって「自分はヒューマノイドの振りをしている人間だ」と暴露するのですが、実はそれは間違っていて。作中で明かされる彼の正体は「ロボット」で。スパイのため、研究のために会社側が作り出したロボット、ミサオ。CLEROSのファンで、CLEROSのメンバーである亮を助けに来たという記憶も、作られた、嘘のもので。
けれどミサオは、壊れなかった。真実を知ったとき余りの感情の起伏にフリーズはしてしまったけれど、壊れなかった。いままで通り、まるでヒューマノイドみたいに笑って、笑ったまま最後まで「ヒューマノイドを演じている人間のミサオ」であり続けるの~~~~~~。かっこよくて、赤が似合うなって思ったら、最後に亮がミサオに「ヒーロー」って呼びかけるじゃないですか、あ~、だから赤が似合うって思ったのか~、ってすごい納得した。みんなのヒーローだった。いつでも。かっこよかった。最後まで。


もうね~~~、ほんとうにみんな愛おしくて、キャラクターだけで大勝利ってかんじでした。そしてやっぱり、愛おしければ愛おしくなるだけ、つらくなるの、これはたいへんな作品だ…って思った…。

 

●ベタがずるい
べったべただった。ベタを突き進んでいた。でもわたし、ベタがだいすき。

父親のことを長年恨み続けていた息子だけれど実はその父親が側近によって操られていただけでほんとうは自分のことを誰よりも想ってくれていたということを父親が死ぬ直前に知るとか、全ては作られた記憶でお前が思っていた気持ちも感情もすべて嘘のものだと告げられたけれどそれでもひとつだけ嘘じゃないものがある、それは僕の魂だ、これだけは誰にも作れない、っていうセリフとか、その魂が生まれた理由が小さいころ遊んでいたロボットだったりとか、なんかね、ベタだったのすごい。そもそも冒頭でもちらりと触れましたが、設定も機械で支配された近未来で~、みたいなやつで。
でもね!!!!そのベタが!!!!!!とても!!!!!!よかった!!!!!!全力でベタやるとこんなに熱いんだな!!!!!!!!!って、震えた!!!!!!!!!!

そんなわたくしがいちばん涙ぶわ~なったのが、ガーネットのメンバー、ルークとアムのふたりのシーン。
実はアムには亮を監視するためのカメラが埋め込まれていて、それがある限り亮はどこにも逃げられない。アムの目をなんとかしなくちゃいけない。そんな話になって。そのとき、ルークが、優しく「アム、こっちにおいで」ってアムのことを呼んで、彼に向かって「俺の目をあげる」って言うんですね。いつもは人に向かってちょっと辛辣なことをぽいぽい言うようなミューロイドだったのに、もうとんでもなく優しい声で、俺の目をあげるって言うの。ルークには前から毒が投与されていて、もう自分が長いこと持たないこともわかっていて、だから、かつて昔の人間が人に臓器を提供したように、俺も誰かの役に立ちたいって、語る。そして、自分の目からぼろぼろと流れてくる涙を手で拭って「なんだ、この目から流れる水は」って言うの。
め~~~~~~っちゃ、ベタでしょ!!!!!!??????でもね、め~~~~っちゃ、泣けた、の!!!!!!!!!
なんでかって聞かれたらわかんないんですけど、もう、ルークとアムがわたしだいすきだからで、ほんとうにそれまでのルークのことも、アムのことも、知ってるから、わかってるから、だからこそそのシーンのルークの覚悟と、なにもわからないアムの純粋さと、そしてそれを見てぼろぼろぼろぼろと泣き続けている翔太の「人間らしさ」とが、舞台に溢れかえって、もうね、すさまじい勢いでこっちの脳みそをガンガン揺さぶってくるんですよ。理屈とかどうでもいい。ルークがすきだしアムがすきだし、こんなにやさしくてあったかくて残酷な世界があってたまるかよ、って泣きだすわたしもまた、人間であることを思い知らされ。

でも、ベタでは終わらなくて、そのあとルークとアムが動かなくなってしまった場所で、マイナスの感情を持たないミューロイドたちは「だるまさんが転んだしようぜ~!」「ルークとアムは捕まってるってことで!」ってきゃっきゃしながら、笑いながらみんなで遊び始めるのがんも~~~~、残酷。美しいほどに残酷。泣いているのは人間だけ。笑っているのはミューロイドだけ。


●迫力がずるい
ずるかったですね。あの規模の劇場ならでは、あの出演者の人数ならでは、とてもずるかった。あんなん、頭ぶん殴られないわけがないじゃんて…。

物語の最後には、ミューロイドが、人間が、ロボットが、楽器を手に取り、マイクを手に取り、歌います。「叫び」を歌います。「魂」を歌います。泣きながら、笑いながら、やっぱり泣きながら、歌います。歌うんです。みんなで。みんなで歌うの。頭にがんがん響いてくるの、歌が。頭だけじゃなくて全身にがんがん響いてくるの、エンターテイメントが。すっげ~~~~、すげ~~~~迫力でした。揺さぶられるってこういうことですなあと。わけわかんないのにがんがん揺さぶられるの。
人間は、泣いてた。泣いてた。涙を流しているひとも、そうじゃないひともいたけど、みんな泣いてた。ミューロイドは、いつもみたいに踊ってた。けれどそこにはケイのすがたはなくて、ケイはひとつ高い位置でひとり踊っては、みんなに微笑みかけていた。は~。

別作品の話題を出してしまうんですが、このシーンは名作『リンダリンダ』を思い出しました。ブルーハーツの曲に合わせて、みんなで叫ぶんだ、心を。死ぬかもしれないっていう覚悟を持って、これが最後だって信念を持って、もうここにはいない仲間に向かって、すべてをぶつけるつもりで、魂をゴリゴリ削って、それを音に、声に、ダンスに、変換しているあの感覚。生まれて初めて『リンダリンダ』を見たときの感情と似ていると思いました。うん、とてもすきだった。

あ~、物理攻撃がとてもすき。わたしをぶん殴ってくれてありがとう。すき。


●まとめる?
まとまんないんですけどね。

正直、ツッコミをしたいところはたくさんあって、そもそも根本的な解決にはなってないのでは!?って思うところたくさんあって、FUGAがなくなってもチップってほかの会社も生産してるきがするし(じゃないと政府の取り組みとしてやっていけないきがする)、ルークの今後だってあるし、隆一さんの体調も心配だし、亮のこれからの生き方だって、なんて、たぶん挙げればキリはないし、伏線ぜんぶ回収された~!きれいだった~!とは思ってないんですけど、むしろ、ラストシーンが5回くらいあった気がして、山が多い!多すぎる!こちらの感情がショートするわ!って思ったし、それだけでなく、なんでここで曲!?なんでここで暗転!?なんでここで日替わりコーナー!!!????って思うことたくさんあったんですけど(笑)。

でも、でもね、ぐわんぐわん揺さぶられちゃったんだよね。揺さぶられちゃったら、しかたがないよね。

愛があるから、愛を感じられたのだと思います。舞台から溢れ出て止まらない愛を最大限に感じ取ってしまった。ぬくもり?ぬくもり。そう。ミューロイドのぬくもり、人間のぬくもり、ロボットのぬくもり。そしてぬくもりだけじゃなくて、燃え盛る炎みたいな、熱い熱い、きもち、おもい、たましい。たくさん、ぶん投げてきて、受け取れ~!いや、受け取らなくていい!顔面にぶつけるけどすまねえな!!!って、たくさんのもの、ぶつけられて、息ができないくらいで、あ~、そういや最近、こういう、あつくるしくて、泥臭くて、汗まみれの舞台見てなかったなあって思って、うれしくて、けれどそれだけじゃなくて、美しくて、けれど残酷で、ガラスケースの中みたいな世界を、垣間見ることができて。

この舞台を見てよかった!出会えてよかった!と思った作品に、なんだか久々に出会えた気がします。行ってよかった。観ることができてよかった。知らないままでなくてよかった。よかった、ほんとによかった。再演待ってるからね!ガーネットがすきです!クロウちゃんがすきです!みんながすきです!


最後になりましたが、わたしがこの公演を見に行くきっかけとなった島田翼くん、ほんとうにありがとうございました…。衣装、めっちゃかわいかったです、マントがあんなに似合うなんてしらなかったです…王冠とかもかぶってほしいです…屈託のない笑顔はかわいく、踊りは最高にかっこよかったです…ほんとうにありがとう…。

 


わけわかんないくらいつらつら書いてしまった!ほんと~に素敵な公演をありがとうございました!わたしも、生きる!

 


※おまけのおまけの話
わたしの人生を変えた?大事な作品の『眠れぬ町の王子様』をすきな理由も思い出させてくれるような作品でした。話ぜんぜんちがうんだけど、なんていうか、勢いとか、威力とか、なぜか似てるなあって思ったら、脚本家さんが加藤真紀子さんで、『眠れぬ~』と同じかたでした。なるほど!とか言ってしまい。それだけでなく、振付が千紗子さんだということを、いま知って、なんだって~!という顔をしています。人との出会いは一期一会であるなと噛みしめております…すてきな作品をほんとにありがとうございました;;;